法面(のりめん)に芝を張りたい!メリット・デメリット・条件とは?
「法面(のりめん)」は切土や盛土によって作られた人工的な斜面です。
風化・侵食を防止するために保護する方法はさまざまですが、おすすめは芝生。
比較的安価で、オープンスタイルの外構にぴったりなので人気が高まっています。
検討段階では、
「芝生を張ると、どのようなメリットがあるの?」
「デメリットや注意点は?」
といった疑問・質問が浮かぶと思います。
今回は法面に芝生を張る前に知っておきたい情報をまとめました。
疑問①法面芝生のメリットは?
法面に芝生を張ると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
・根が張るため土が崩れにくくなる
・緑が入ることで家を引き立ててくれる
・コンクリートやブロックよりもやわらかい印象になる
・照り返しを防げる
・樹木を植えられる、庭の延長スペース
芝生のお陰で、景観や過ごしやすさがアップするんですね。
こちらの施工事例でも、法面の芝生がさりげなくオシャレを演出しています。
疑問②法面芝生のデメリットは?
では逆に法面芝生のデメリットを考えてみましょう。
基本的に傾斜である法面には人工芝は張れません。
重さのせいで土ごとずれる危険性が考えられるためです。
つまり、法面に張るのは天然芝。
生きた植物ですから、放置しているとすぐに見た目が悪くなってしまいます。
水やり(水撒き)・芝刈り・雑草処理が必要です。
斜面なので芝刈り機を使いづらく、ハサミでコツコツ刈らないといけません。
「(平地よりも)美しい見た目をキープするのが大変」という点がデメリットとして挙げられるでしょう。
疑問③うちでも法面芝生できる?
法面芝生は植物を用いるため、環境によって施工できないケースがあります。
気になった場合、まずは業者に相談して「自宅の法面でも可能か?」を調べてもらいましょう。
具体的には、土壌(固すぎるか、酸性は問題ないか)と気象(日照り、降水量、気温)をチェックします。
「芝生を張りたいな」と思っていても、条件をクリアしなければいけないんですね。
ほか外構エクステリアとの相性を見つつ、理想のお家を完成させましょう。
まとめ
人工的な斜面「法面(のりめん)」には芝生がおすすめです。
芝生のメリットは、自然(ナチュラル)な見た目を得ることができ、土を崩れにくくし、照り返しを減らせることです。
一方デメリットは手入れが大変なこと。
また、芝は植物ですから、環境によっては施工できないことも忘れないで下さい。
実際に自宅の法面に芝生を張れるかどうか、土壌や気象をチェックしましょう。