大丈夫?道路より低い土地のデメリット
新築一軒家を建てるなら、できるかぎりコストを抑えたいですよね。
しかし、周辺より安い土地には何かしらの理由があります。
「道路より低い」という特徴を持っている場合は注意しなければいけません。
たった1m〜2mの高低差でも生活する上でさまざまなデメリットが発生するからです。
今回は道路より低い土地のデメリット3点について紹介します。
デメリット①水がたまりやすい
道路より土地が低いということはそこに水が流れ込んでくるということです。
水は高い心から低いところへ流れていきますよね。
雨水(ゲリラ豪雨)や台風・近隣の川の氾濫などで大量の水が敷地内に入ってくる危険性が考えられます。
また、汚水の排水管が土地より高い場合はポンプアップ(電動のポンプで汲み上げ)もしなければいけませんし、湿気も逃がしにくくなります。
道路より低い土地は排水面をしっかり確認しましょう。
デメリット②プライバシーが不安
道路より低い土地で暮らすと道路を通る人や隣人の視線が気になるでしょう。
高低差から家の中が見えやすいためです。
自分たちの生活を「上から見下される」といった印象を受け、意外とストレスを感じます。
加えて、建物の地盤より高い位置で自動車が行き来するため振動や騒音も激しくなるでしょう。
1階部分は水回りや駐車場にして、2階・3階を生活スペースにするなど設計の工夫が必要です。
道路より低い部分はプライバシーや過ごしやすさを配慮しなければいけません。
デメリット③日当たりが悪い
日当たりが良ければ体内リズムがと整いやすく、冬でも暖かく、室内にカビが生えにくいですよね。
残念ながら道路より低い土地は日当たりも悪いです。
30cm程度なら問題ないでしょうが、1m〜2m低いと日光は入らないと予想できます。
日当たりを確保するために窓の位置をハウスメーカーなどに相談しましょう。
お金はかかりますが、盛土や基礎を高くすることでも解決します。
道路より低い土地での採光は難しい点を頭に入れておきましょう。
まとめ
道路より低い土地は周辺の土地に比べて低価格です。
それは他の場所にはないデメリットを含んでいるからです。
デメリット①水がたまりやすい
デメリット②プライバシーが不安
デメリット③日当たりが悪い
土地代は安くても、盛土・地盤改良・排水・外階段などの工事費が高くなる可能性があります。
土地の値段だけで判断せず、「トータルで費用はいくらかかるか?長年住めるか?」などしっかり考えましょう。