周囲によくあるブロック塀、構造のポイントを解説♬
2022.2.2
今回のテーマはブロック塀についてです。
基礎の形や、控え壁についてざっくりポイントを解説していきます♪
3つの基礎の形
基礎には上記のように大きく3つのパターンがあります。
鉄筋コンクリートなどで造り、塀と一体化させます。
一体化させることでより強度が増しますね。
また基礎は、根入れが深くなるほど転倒するリスクなどが減ります。
より転倒に対する抵抗力があるのはL型や逆T型です。
ちなみに基礎のことをベースと呼んだりします。
控壁は必要?
ブロック塀に垂直に設置する補助的な壁のことを控壁といいます。
塀が転倒しないよう、抵抗力を増すために高さ1.2mを超えるブロック塀には、
3.4m以下ごとに控壁を設置するようにします。
壁の高さや厚さ
ブロック塀の基礎の形状や土の状態(柔らかいか硬いか)などによって、
それぞれ異なりますが、高さは最大2.2mまでです。
また高さが2m以下のブロック塀では、厚さ120mm以上で、
高さ2mを超えてくる場合は、厚さ150mm以上のブロックを使用するようにします。
ちなみにブロック塀の設計基準は、建築基準法で記載がありますが、より詳細に検討が
必要な場合は日本建築学会規準というものがあります。
プライバシーを守ったり、車などがぶつかった際の衝撃から守るといった防災や防犯面でもブロックは重要な役割があります。
今回は、日頃からよく目にするブロック塀について少し解説してみました。
デザインももちろん大切ですが、それ以上に建築基準法、日本建築学会基準をよく理解して安心・安全なブロック構造を施工することを心がけることが大切ですね。