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贈与税を抑えるコツは?

2025.12.5

家族へのちょっとした“生前サポート”。
それが思わぬタイミングで「贈与税の対象になります」と言われてしまうことがあります。

贈与税は難しく見えますが、しくみを理解すれば負担を抑えながら家族に財産を引き継ぐことができます。

年間110万円の非課税枠、配偶者向けの大きな控除、子や孫への教育・住宅取得を支援する特例など、目的に合わせて選べる制度はさまざま。一方で、ルールを誤ると“全部課税扱い”になってしまう落とし穴もあります。

この記事では、贈与税をできるだけ抑えるためのポイントをやさしくシンプルに解説します。
家族への支援を安心して進めたい方のヒントになれば嬉しいです✨


Q1. 贈与税を抑える基本の方法は?

A. 年間110万円の「暦年贈与」を活用するのが王道です。

毎年1月〜12月の贈与額の合計から、110万円まで非課税となる仕組みがあります。

そのため、毎年110万円以内であれば贈与税ゼロで財産を渡すことができます。

ポイントは次の2つです。

贈与契約書を作成しておく
実際の資金移動を行う(相手名義の口座に振込など)

これが曖昧だと、相続時に「名義預金」とみなされて課税される場合があります。


Q2. 配偶者への贈与は税金が軽くなるって本当?

A. 婚姻20年以上なら、最大2,110万円まで非課税になる特例があります。

「配偶者居住用不動産の贈与特例」を活用すると、居住用不動産(またはその取得資金)について
2,000万円+110万円=2,110万円まで非課税となります。

利用条件は以下のとおりです。

・婚姻期間20年以上
・翌年3月15日までに住みはじめる
・同じ配偶者間では一生に一度だけ

マイホームを配偶者に託したいときに特に向いている制度です。


Q3. 子や孫の教育費をまとめて贈りたいときは?

A. 教育資金の一括贈与なら最大1,500万円まで非課税です。

金融機関の管理のもとで祖父母から孫などに教育費を拠出する仕組みで、
最大1,500万円まで非課税となります。

対象となる費用は、
・学費
・塾代
・教材費
など教育関連に限られます。

また、使った費用は領収書で管理・提出が必要です。
使い切れなかった分は課税対象になるため、計画的な利用が大切です。


Q4. 住宅取得のための贈与はどうすればお得?

A. 省エネ住宅なら1,000万円、一般住宅でも500万円まで非課税です。

父母や祖父母から住宅取得(購入・新築・増改築)のための贈与を受ける場合、
条件を満たせば以下の非課税枠が利用できます。

・省エネ住宅:1,000万円まで
・一般住宅:500万円まで

受け取る側の主な条件は次のとおりです。

・18歳以上
・所得制限あり
・翌年3月15日までに居住を開始

マイホーム取得を応援したいときに最適な制度です。


Q5. 贈与税の落とし穴になりやすいポイントは?

A. 名義預金・要件漏れ・制度の誤用に注意しましょう。

特に多いのは次の3つです。

・贈与のつもりでも受け取った側が管理していない → 名義預金扱い
・配偶者控除や住宅取得特例で、条件を満たさないまま適用
・教育資金贈与で教育費以外に使用し課税

どの制度も細かい要件の確認が必須です。


まとめ

贈与税は、制度をうまく選び、ルールを守って活用すれば負担を大きく抑えることができます。

110万円の非課税枠をコツコツ使う方法から、配偶者・教育資金・住宅取得など目的別の特例まで幅広く対応可能です。

一方で、名義預金や要件不足といったトラブルも起こりやすいため、贈与の事実を明確にしながら慎重に進めることが大切です。
家族みんなが安心できる“上手な贈与”を考えるきっかけになれば幸いです✨

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