空き家を放置するとどうなる?
「誰も住んでいない家だから、今は特に何もしなくていい」
そう思っている間にも、空き家は静かに、しかし確実に問題を増やしていきます。
劣化、税金、近隣トラブル、そして法的責任…。
空き家は“動かさない不動産”ではなく、放置するとコストが増え続ける存在です。
今回は、
空き家を放置すると実際に何が起こるのか
そして どう対処すべきか を、やさしく整理します。
Q1. 空き家を放置すると、まず何が起こりますか?
A. 建物の劣化と害虫・害獣被害が一気に進みます 🐜
人が住まなくなると、換気や清掃がされなくなり、
家の中に湿気がこもります。
その結果…
・壁や床が腐食する
・雨漏りに気づかず被害が拡大
・シロアリ、ネズミ、ハチなどが住み着く
という状態になりやすくなります。
一度傷んだ建物は、
「直す費用 > 建物の価値」 になりがちです。
これが、空き家が“負の資産”と呼ばれる理由です。
Q2. 治安や近隣への影響はありますか?
A. 不法侵入・放火・クレームの原因になります 🚨
放置された空き家は、
・不審者の侵入
・不法投棄
・放火や火災のリスク
が高まります。
また、
荒れた庭や壊れかけの建物は、
「地域の景観・治安を悪化させる存在」 と見なされやすく、
近隣から苦情が出るケースも少なくありません。
トラブルは、ある日突然表に出ます。
Q3. 「特定空き家」に指定されるとどうなりますか?
A. 行政指導・命令、最悪は強制撤去まであります ⚠️
空家対策特別措置法により、
・倒壊の恐れ
・衛生上の問題
・景観の著しい悪化
がある空き家は、
「特定空き家」や「管理不全空き家」 に指定されます。
指定されると、
・市町村からの助言・指導
・改善勧告・命令
・従わない場合は行政代執行(強制解体)
という流れになります。
しかも、解体費用は所有者負担です。
Q4. 税金は本当に高くなりますか?
A. 固定資産税が最大で約6倍になることがあります 💸
通常、住宅が建っている土地は
固定資産税が1/6に軽減されています。
しかし、
特定空き家・管理不全空き家に指定されると…
・住宅用地特例が解除
・固定資産税・都市計画税が大幅増
結果として、
税負担が実質6倍程度になるケースもあります。
「住んでいないのに、税金だけ重い」
これが、放置空き家の現実です。
Q5. 所有者の責任はどこまで問われますか?
A. 事故が起きれば、所有しているだけで責任が生じます ⚖️
民法では、
建物の倒壊や落下物で他人に被害を与えた場合、
所有者が賠償責任を負うと定められています。
・屋根瓦が落ちて通行人にケガ
・外壁が崩れて隣家を破損
このような場合、
「住んでいなかった」は免罪符になりません。
まとめ
空き家は「放置しない」だけで未来が変わる 🌱
空き家を放置すると、
・建物の価値が下がる
・税金と責任が増える
・近隣トラブルや法的リスクが高まる
という流れをたどります。
一方で、
・売却する
・貸す
・管理を委託する
といった “動かす選択” をすれば、
負担を減らし、次につなげることができます。
まずは、
「今の状態を知ること」 から始めてみましょう。
空き家は、早く向き合うほど選択肢が多く残ります。
