子どもが住まない家はどうする?
「とりあえず残しておこうか…」
そう言いながら、空き家になった実家をそのままにしていませんか?
子どもは県外に住み、戻る予定もない。
でも、思い出もあるし、急ぐ理由もない。
――その“とりあえず”が、実は一番コストの高い選択になることがあります。
今日は、
子どもが住まない家をどう考えるべきか
管理・税金・相続の視点から整理してみましょう📘
Q1. 空き家をそのままにすると何が起こる?
A. 所有している限り「責任」は続きます。
空き家は、人が住まないことで劣化が早まります。
・屋根や外壁の落下
・倒壊の危険
・放火や不法侵入
・害虫・害獣の発生
もし倒壊や火災で近隣に被害を出せば、
所有者が損害賠償責任を負う可能性があります。
「使っていない家」でも、
法律上はきちんと“持ち物”なのです⚠️
Q2. 税金は安く済むのでは?
A. 条件次第で、むしろ増えます。
住宅が建っている土地には
**固定資産税の軽減特例(最大6分の1)**があります。
しかし…
・管理不全
・特定空家に指定
・行政から勧告
こうした状態になると、
軽減措置が外れる可能性があります。
つまり、
「建物を残しておけば得」
とは限らないのです💰
今後は空き家対策の強化により、
税制面も厳しくなる傾向があります。
Q3. 相続のときに考えればいい?
A. 先送りが一番ややこしくなります。
2024年4月から、
相続登記は義務化されました。
相続を知った日から
3年以内に登記をしないと、過料の対象になる可能性があります。
さらに問題なのは――
登記をせずに世代が変わると、
相続人が増え続けること。
共有者が10人、20人…
という状態になると、
・売却できない
・活用できない
・解体もできない
という“動かせない不動産”になります。
空き家の約6割は相続がきっかけとも言われています。
「今はいい」が、次世代の重荷になるケースは少なくありません。
Q4. 売れないかもしれないから残すしかない?
A. 時間が経つほど条件は悪くなります。
建物は、使わないことで傷みます。
・湿気
・シロアリ
・雨漏り
・設備の老朽化
数年の放置で、
売却価格が大幅に下がることもあります。
結果として、
資産だった家が
“負動産”に変わる可能性もあります。
一方で、
一定条件を満たせば
相続空き家の3,000万円特別控除などの制度もあります。
ただし――
これには期限があります。
動けるときに動く。
これが一番のリスク対策です。
まとめ ✍️
子どもが住まない家を残すという選択は、
✔ 管理責任
✔ 税金リスク
✔ 相続トラブル
✔ 資産価値の下落
を、静かに積み上げていきます。
感情は大切です。
思い出も大切です。
でも同時に、
将来の負担も現実です。
まずは、
・名義は誰か
・管理する人はいるか
・本当に住む予定があるか
ここを整理することから始めてみましょう。
“残す”か
“活かす”か
“仕舞う”か。
決めるのは今すぐでなくても構いません。
ただ、考えるのは――今が一番ラクです🏠✨
