不法駐車をやめさせたい!
〜私有地に勝手に停められたときの正しい対処法〜
自宅の敷地や月極駐車場に、知らない車が当たり前のように停まっている…。
そんな場面に遭遇すると、「警察に連絡すれば動かしてくれるのでは?」と思いがちです。
ところが実は、私有地の不法駐車は警察がすぐに解決できる問題ではないのが現実です。
感情的に対応すると、かえってトラブルが大きくなることも。
この記事では、不法駐車に困ったときにやっていいこと・やってはいけないこと、そして現実的に効果のある対処法を、順を追って整理します。
Q1. 私有地の不法駐車、警察は対応してくれないの?
A. 原則として、警察は介入できません。
私有地への無断駐車は、道路交通法の対象外となるため、警察はレッカー移動などの強制措置を取れません。
これは「民事不介入」という考え方によるものです。
ただし、
・盗難車の可能性がある
・危険物が積まれている
・長期間放置され、異臭や油漏れがある
といった事件性・危険性がある場合は、例外的に対応されることもあります。
多くのケースでは、「私有地なので当事者間で…」と言われて終わってしまいます。
Q2. では、どうやってやめさせるのが正解?
A. 民事的な手続きで、段階的に対応します。
私有地への無断駐車は、民法709条の不法行為にあたる可能性があります。
そのため、所有者が判明すれば、損害賠償請求を行うことができます。
一般的な流れは以下の通りです👇
・駐車状況の証拠を記録(日時・場所・ナンバー・写真)
・ナンバーから所有者を調査
・内容証明郵便で警告文を送付
・改善されなければ、損害賠償請求や訴訟を検討
特に内容証明郵便は、「本気度」が伝わりやすく、抑止力として有効です。
Q3. 勝手にレッカー移動やタイヤロックはダメ?
A. はい、逆にこちらが違法になります。
よくある誤解ですが、
・勝手にレッカー移動する
・タイヤロックで動けなくする
・車を傷つける可能性のある貼り紙をする
これらは自力救済の禁止に反し、こちらが不法行為を問われる可能性があります。
「迷惑をかけられている側なのに、加害者になる」――これは避けたい展開ですね💦
冷静に、法的に認められた手段だけを使うことが大切です。
Q4. そもそも不法駐車を防ぐ方法はある?
A. 予防策がいちばん効果的です。
実は、不法駐車対策で一番効くのは「起きてからの対応」より「予防」です。
例えば👇
・無断駐車禁止の看板を目立つ位置に設置
・防犯カメラや「作動中」表示で心理的抑止
・カラーコーン、チェーン、ポールなどの物理対策
・センサーライトで夜間も明るくする
「ここは面倒そうだな」と思わせることが、最大の防御になります。
まとめ 📝
不法駐車は腹立たしいものですが、感情で動くと状況が悪化しがちです。
警察が動けない理由を知り、民事的な正攻法+予防策で対応することが、結果的に一番の近道になります。
「そのうちいなくなるだろう」と放置せず、
小さな対策を早めに打つことが、トラブルを長引かせないコツです🚧
気になる方は、一度ご自身の敷地の状況を見直してみましょう。
