不動産を売ったときの税金の仕組み
不動産を売ると、お金が入ってきて嬉しい反面、「税金ってどれくらいかかるの?」という心配がよく出てきます。
じつは、不動産の売却でかかる税金は “儲け(利益)” に対して課税されるしくみ になっています。
この“儲け”のことを「譲渡所得」と呼び、給与などとは別に計算する“分離課税”という扱いになります。
取得費って何? 減価償却って必要? 特別控除って使えるの?
そんな疑問を、今回ぎゅっと整理して分かりやすく解説します📘✨
これから売却を考えている方に、ぜひ知っておいてほしい内容です。
Q1. 不動産を売ると何に税金がかかるの?
A. 売却して得た利益=「譲渡所得」に税金がかかります。
不動産を売却した際に税金の対象となるのは、売却価格そのものではなく “利益(譲渡所得)” です。
📌 基本の計算式
譲渡所得 = 売却価格 −(取得費 + 譲渡費用) − 特別控除
給与などとは分けて申告する「分離課税」で、確定申告が必要になります。
売却額が大きくても、利益が小さければ税額も小さくなる仕組みです。
Q2. 取得費ってどんなお金?
A. 購入したときにかかった費用の合計です(建物は減価償却で調整)。
取得費とは、買ったときに実際に支払ったお金の合計です。
・土地代金
・建物の建築費または購入費
・仲介手数料
・契約書の印紙代
・登録免許税、不動産取得税
・増改築の費用
などが含まれます。
🏠 建物の場合は、年数が経つと価値が下がるため、「減価償却費相当額」を差し引く決まりがあります。
土地は価値が減らないため減価償却なしです。
Q3. 譲渡費用って何が入るの?
A. 売るために直接かかった費用のことです。
譲渡費用に含まれる主なものはこちら👇
・不動産会社の仲介手数料
・売買契約書の印紙代
・測量費(確定測量など)
・借地人や入居者への立退料
・建物を壊すための解体費用
👉 これらは 売却に必要だった費用 として、利益から差し引くことができます。
一方で、固定資産税や修繕費など「維持費」は譲渡費用になりません。
Q4. 減価償却って何?
A. 建物が時間とともに価値を失う分を計算する仕組みです。
建物は年数とともに価値が下がっていくため、
取得費を計算するときに、その“価値が下がった分(減価償却費)”を差し引くことになります。
つまり、建物の取得費は
購入金額 ー 減価償却費相当額
で求めるイメージです。
Q5. 結局、税率はどう決まるの?
A. 所有期間で大きく変わります(5年超=長期/5年以下=短期)。
所有期間は “売った年の1月1日時点”で5年を超えているかどうか が判断基準になります。
📌 短期(5年以下)
・所得税 30% + 住民税 9% ≒ 39.63%
📌 長期(5年超)
・所得税 15% + 住民税 5% ≒ 20.315%
長く持っていた方が税率が低くなり、売却時の負担も軽くなります。
さらに、マイホームの場合は 3,000万円の特別控除 などの優遇も利用できます。
まとめ ✨
不動産売却でかかる税金は、
売却価格ではなく“利益”に対して課税されるしくみ です。
「取得費」「譲渡費用」「減価償却」を丁寧に計算することで、
実際の課税額が大きく変わるケースもあります。
これから売却を検討している方は、
一度ご自身の取得費や譲渡費用を把握しつつ、
使える特例がないかチェックしてみてくださいね🏡✨
