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名義預金ってなに?相続トラブルになる?

2025.7.30

「子どものために積み立てていた通帳が、
相続の時に“遺産扱い”された…」

そんな思わぬトラブルの原因となるのが、
**名義預金(めいぎよきん)**です。

名義は子や孫でも、
実際には親や祖父母のお金が入っていて、
管理もしていた――そんな預金が、
相続の場面で「誰の財産か」が争点になりやすく、

相続税の申告漏れや
親族間の揉めごとに発展することがあります😓

今回はこの名義預金について、
やさしくQ&A形式で解説します✨

 

Q1. 名義預金とは?

A.通帳の名義と実際の持ち主が違う預金のことです。

たとえば「孫名義の通帳」に
祖父母が自分の資金を入金し、
管理していたようなケースがこれにあたります。

形式上は孫のお金に見えても、
実態は祖父母の財産とされることがあり、
相続時には注意が必要です⚠️

 

Q2. なぜ相続トラブルになるの?

A.誰の財産かが曖昧で、揉めやすいからです。

相続財産の分け方を話し合う中で、

「これは私の名義だから相続財産じゃない」
「いや、それは親のお金でしょ?」

――そんな対立が起こることがあります💥

名義と実態のズレ
トラブルを引き起こす原因になるのです。

 

Q3. 税務署はどう判断するの?

A.名義ではなく「実質的に誰の財産か」で判断されます。

税務署は次のようなポイントをチェックします👇

✅ 資金の出どころは誰か?
✅ 通帳や印鑑の管理者は誰か?
✅ 預金の利息や引出金を使っていたのは誰か?

これらをもとに、
名義預金=相続財産と判断されることも。

 

Q4. 税金のリスクはある?

A.申告漏れによる追徴課税の可能性があります。

名義預金を相続財産とせずに申告しなかった場合、
後で税務調査により指摘されると…

🚨 相続税の追徴課税
🚨 過少申告加算税
🚨 延滞税

などが課されるおそれがあります。

 

Q5. 名義預金と疑われないためには?

A.形式と実態を一致させて、記録を残すことです。

たとえば👇

✅ 贈与契約書を作成する
✅ 通帳や印鑑を名義人本人が管理する
✅ 贈与税の申告を適切に行う(年間110万円超なら必要)
✅ 子や孫に預金の存在を把握させる

これらを行うことで、
“名義預金”と疑われるリスクを下げられます。

 

まとめ

名義預金は、
見た目の名義と中身の所有者がズレていることで
相続時に大きなトラブルになりかねません😰

「この通帳、誰のもの?」と迷う前に
いま一度、整理しておくことが大切です✨

📌 気になる通帳がある方は、
税理士・司法書士などの専門家に相談してみましょう!

 

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