株式会社マルニ

お役立ち情報

火災リスクも考えるべき?

住宅選びで見落としたくない「地震だけではない」火災の視点 🔥🏠

土地や住宅の災害リスクを考えるとき、

「地震に強いか」
「洪水や土砂災害の心配はないか」

といった点は比較的意識されやすくなっています。

一方で、意外と見落とされやすいのが「火災」です。

火災は地震のときだけ発生するものではありません。

日常生活の中でも、こんろ、たばこ、電気機器、配線、暖房器具など、さまざまな原因から発生します。

さらに住宅選びでは、

👉「その家から火が出る可能性」だけでなく
👉「周囲で火災が起きたときに燃え広がりやすい場所か」

という視点も大切です。

今回は、住宅地を見るときに知っておきたい「火災リスク」と「延焼リスク」を整理してみます。


Q1. 火災リスクは地震のときだけ考えればいい?

A. いいえ。平常時の住宅火災も考えておく必要があります。

住宅火災は、特別な災害時だけに発生するものではありません。

2025年の全国の住宅火災は11,929件。

主な原因として、

・こんろ
・たばこ
・電気機器
・配線器具
・ストーブ
・放火

などが挙げられています。

特に見逃せないのが「電気」です。

電気機器・配線器具・電気配線を合わせると、資料上では住宅火災の22.4%に相当します。

つまり火災対策は、

「地震が来たら考えるもの」

ではなく、

「普段の暮らしの中で考えておくもの」

でもあるのです。


Q2. 住宅を選ぶときは「建物」だけ見ればいい?

A. 建物だけでなく、「周囲の住宅地」まで見ることが大切です。

火災リスクには、大きく分けて

🔥 火が出る「出火リスク」
🔥 周囲へ燃え広がる「延焼リスク」

があります。

たとえば、木造住宅が密集していて隣の家との距離が近く、道路も狭い地域では、一棟の火災が周囲へ広がる可能性も考える必要があります。

反対に、

・建物同士に一定の距離がある
・道路や空地がある
・耐火性の高い建物が多い
・消防車が入りやすい

といった条件は、延焼を抑えるうえでプラスに働きます。

住宅を見るときは「この家は燃えにくいか」だけではなく、

👉「もし近くの家が燃えたらどうなるか?」

という視点を持ってみましょう。


Q3. 道路の広さも火災リスクに関係する?

A. 関係します。道路や空地は「延焼を止める空間」にもなります。

道路は普段、

「車が通れるか」
「駐車しやすいか」

という視点で見がちですが、防災面でも重要です。

一定の幅がある道路や空地は、建物同士の距離を確保し、延焼を抑える役割が期待できます。

また、道路が狭かったり袋路になっていたりすると、火災時に消防車両が入りにくくなる可能性があります。

実際の大規模火災でも、道路・空地・不燃建築物や消防活動が「焼け止まり」に関係した事例があります。

✔ 前面道路の幅
✔ 周辺道路の狭さ
✔ 袋路になっていないか
✔ 公園や空地の位置
✔ 消防車が進入できそうか

こうした街区全体を見ることも、土地選びの一部です。


Q4. 隣の家との距離があれば安心?

A. 距離は重要ですが、それだけでは判断できません。

火災は、炎が直接届くだけで広がるわけではありません。

主な延焼経路には、

・窓などから出る炎
・輻射熱
・軒や外壁への着火
・火の粉による飛び火

などがあります。

特に火の粉は、道路や空地を越えて飛ぶことがあります。

そのため、

「隣家と離れているから大丈夫」

とは言い切れません。

住宅を見るときには、隣棟との距離だけでなく、

👉 屋根
👉 外壁
👉 軒裏
👉 窓や換気口
👉 木製フェンス・物置
👉 建物周囲の可燃物

なども含めて考えることが大切です。

庭や外構も、火災時には建物同士をつなぐ「燃え移りの経路」になる可能性があります。


Q5. 住宅購入前にどこを確認すればいい?

A. 「家・隣家・道路・地域」の4つに分けると確認しやすくなります。

現地を見るときは、次のように整理してみましょう。

🏠 家を見る

・建物の構造や築年数
・屋根、外壁、軒の状態
・古い電気設備が残っていないか

🏘 隣家を見る

・隣棟との距離
・木造住宅が密集していないか
・物置、木製フェンス、植栽などが連続していないか

🛣 道路を見る

・道路幅員
・消防車両が入りやすそうか
・袋路ではないか
・避難経路を複数確保できそうか

🗺 地域を見る

・防火地域・準防火地域などの指定
・空き家の状況
・周辺の公園や空地
・消防水利や消防活動のしやすさ

ポイントは、一つの条件だけで「安全・危険」と決めないことです。

火災リスクは、

「建物 × 隣棟距離 × 道路 × 空地 × 消防活動 × 気象条件」

などが重なって変わります。


🔍 地震対策と火災対策は、別々ではありません

ここも重要なポイントです。

地震が起きると、

地震

建物・電気設備などが損傷

複数の場所で火災が発生

道路閉塞や断水

消防活動が難しくなる

延焼が拡大

という「複合災害」になる可能性があります。

また、水害でも浸水した電気製品への再通電などによる二次的な火災に注意が必要です。

つまり、

「地震」「水害」「火災」を完全に別々のリスクとして見るのではなく、

👉 災害が重なったときに何が起こるか

まで考えておくことが大切です。


🏠 まとめ|「燃えにくい家」だけでなく「燃え広がりにくい場所」も見る

住宅の火災リスクを考えるとき、

「自宅から火を出さない」

ことはもちろん大切です。

しかし、住宅選びではもう一歩広げて、

「周囲から燃え移りにくいか」
「消防活動がしやすいか」
「安全に避難できるか」

という街全体の視点も持っておきたいところです。

地震や洪水のハザードマップを見るのと同じように、現地では建物の密集度、道路幅、空地、隣棟との距離などにも目を向けてみましょう。

土地選びは「その土地だけを見る」のではなく、

🏠「その家が建つ周辺環境まで見る」

ことで、見えてくるリスクが変わってきます。

――――――――――――――――――

🏡 iebeeLAB(イエビーラボ)のご案内

――――――――――――――――――

 

iebeeLAB(イエビーラボ)は、

土地・配置・外構を立体模型で体感しながら、

暮らしの全体像を整理するための体験型ラボです。

 

敷地が持つ個性や光の入り方を立体で確かめながら、

建物と外構のバランスを動かして比較し、

「何を優先するか」を落ち着いて考える時間を提供しています。

 

進行は「土地外構プランナー」講習修了スタッフが担当。

一日3組限定・完全予約制。

体験は無料でご利用いただけます。

 

図面だけでは見えなかったことを、

iebeeLABで体験してみませんか。

 

▶ 詳細・体験予約はこちら

https://www.iebee.jp

 

――――――――――――――――――

Archives

PageUP