家賃を滞納されたらどうする?
「今月分の家賃が入っていない…」
賃貸経営をしていると、できれば遭遇したくない場面ですが、誰にでも起こり得る問題です。
感情的に動いてしまうと、かえってトラブルが大きくなることも。
家賃滞納への対応は、順序と記録が命です📝
今回は、家賃滞納が発覚したときに貸主が取るべき対応を、段階ごとにわかりやすく整理します。
Q1. 家賃滞納に気づいたら、まず何をする?
A. まずは穏やかに連絡し、事情を確認します
家賃の入金が確認できなかった場合、最初に行うのは電話やメールでの連絡です。
単なる振込忘れや、やむを得ない事情(病気・失業など)の可能性もあります。
この段階では、
♦ 責めない
♦ 感情的にならない
♦ 支払期日を明確に伝える
ことが大切です。
同時に、やり取りの日時や内容は必ず記録しておきましょう。後の手続きで重要な証拠になります。
Q2. 連絡しても支払われない場合は?
A. 催告・督促を「段階的」に行います
口頭での連絡でも支払いがない場合は、書面での督促に進みます。
一般的な流れは、
♦ 普通郵便での請求書・督促状
♦ それでも支払いがなければ内容証明郵便
督促状には、
♦ 未払額
♦ 支払期限
♦ 支払がない場合の対応(契約解除の可能性)
を明記します。
ここでも重要なのは、強引な取り立てをしないことです。
Q3. やってはいけない対応はありますか?
A. 違法な取り立ては絶対NGです
家賃が払われないと不安や怒りが出てきますが、次の行為は違法になります。
❌ 深夜・早朝の電話
❌ 勤務先への連絡
❌ 勝手な鍵交換や締め出し
❌ 私物の処分
これらを行うと、貸主側が損害賠償責任を負う可能性もあります。
どんな場合でも、対応は法的な手順に沿って進める必要があります。
Q4. どの時点で契約解除できる?
A. 一般的には「3か月以上の滞納」が目安です
長期間の家賃滞納は、貸主と借主の信頼関係を破壊すると判断されます。
目安としては3か月以上の滞納ですが、金額や事情によってはそれ未満でも認められる場合があります。
契約解除を行う場合は、
♦ 内容証明郵便で解除通知を送付
します。
この通知が、後の明渡請求の前提になります。
Q5. それでも退去しない場合はどうなる?
A. 裁判所を通じて明渡しを進めます
契約解除後も借主が退去しない場合、自力で追い出すことはできません。
以下の流れで進めます。
♦ 話し合い・民事調停
♦ 建物明渡請求訴訟
♦ 判決または調停成立
♦ 強制執行
時間はかかりますが、法的に確実な方法です。
敷金がある場合は、未払家賃に充当することも可能です。
まとめ
家賃滞納への対応は、
「連絡 → 督促 → 催告 → 解除 → 明渡し」
という段階を踏むことが何より重要です。
焦らず、記録を残し、違法行為を避けること。
少しでも不安があれば、早めに専門家へ相談するのも立派な選択です😊
冷静に、そして粘り強く。
それがトラブルを最小限に抑える一番の近道です。
