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セットバックってどういう意味？

2025.10.25

「家を建て替えるとき、道路から少し下がって建ててください」と言われたことはありませんか？
この“下がる”部分こそが、セットバックです。

普段の生活ではあまり意識されませんが、実は建築基準法で定められた大切なルール。
とくに古い住宅地では関係してくることが多く、「なぜ必要なのか？」を知っておくと安心ですよ😊

建築基準法では、建物を建てる敷地は幅4m以上の道路に2m以上接していることが原則です。

でも、古い住宅地などには幅4m未満の狭い道路（2項道路）が多くあります。
その場合、道路の中心線から2m下がって建築する＝セットバックが必要です。
この部分は建物を建ててはいけない敷地として扱われます。

狭い道路では、車がすれ違いにくかったり、消防車や救急車が入れない危険も。
そこで、建て替えのたびに少しずつ後退していくことで、
将来的に幅4mの安全な道路を確保する狙いがあります。

地味に見えても、防災やまちづくりのための大切な仕組みなんです🌿

セットバック部分もあなたの土地であることに変わりはありません。
ただし、建築物や塀などを設置することは原則できません。
自治体によっては「舗装」「植栽」などのルールがあるので、
事前に市区町村の建築指導課に確認しておくと安心です✨

セットバック部分は敷地面積に含めないのが原則です。
つまり、建築できる面積（有効宅地面積）が少し減るということ。

登記や測量のときには、道路境界を確定してから面積を算出するのが大切です。
ここを間違えると、建築計画に影響することもあります⚠️

道路の中心線の位置や、2項道路かどうかは自治体が管理しています。
「道路位置指定図」や「道路種別の確認」を行うことで、
どこまでセットバックが必要かが明確になります👀

土地を買う前・建て替える前に確認することがトラブル防止の第一歩です！

セットバックとは、狭い道路を少しずつ広げていくための制度です。
「敷地が狭くなるから嫌だな…」と思うかもしれませんが、
それは安全で住みやすい街にするための小さな協力でもあります🌈

家を建てるときや土地を買うときは、早めに自治体や専門家へ相談しておきましょう😊