重要事項説明とは?
契約前に必ず知っておきたい大切な話📘
不動産の売買や賃貸を進めていると、契約直前に出てくるのが
**「重要事項説明(じゅうようじこうせつめい)」**というステップです。
書類の量も多く、専門用語もずらり。
「正直よく分からないけど、とりあえず説明を聞いてサインした」
——そんな声も少なくありません。
でも実はこの重要事項説明、
「後から聞いていない」「そんな制限があるとは思わなかった」
といったトラブルを防ぐための、とても大切な制度です。
今回は、
✔ 重要事項説明とは何か
✔ どんな内容が書かれているのか
✔ どこを重点的に確認すべきか
を、できるだけやさしく解説します😊
Q1. 重要事項説明とは?
A. 契約前に必ず行われる「大事な内容の説明」です
重要事項説明とは、不動産の売買契約や賃貸契約を結ぶ前に、
物件や契約条件について重要なポイントを説明する制度です。
この説明は、**宅地建物取引士(宅建士)**という国家資格を持つ人が行い、
書面(重要事項説明書)を使って説明することが
宅地建物取引業法(35条)で義務付けられています。
省略はできませんし、
最近では 対面だけでなくオンライン(IT重説) で行われることもあります。
目的はとてもシンプルで、
👉 契約内容を事前に理解してもらい、トラブルを防ぐこと
そのための“ブレーキ役”のような存在です。
Q2. 重要事項説明書には何が書かれているの?
A. 大きく分けて「物件のこと」と「契約条件」です
重要事項説明書の内容は、法律で定められており、
主に次の2つに分かれます。
① 物件に関する事項
・登記上の所有者や抵当権の有無
・用途地域、建ぺい率・容積率などの法令制限
・上下水道、ガスなどのインフラ状況
・災害リスク(ハザードマップ)
・中古住宅の場合は、建物の状態や調査結果 など
② 契約(取引条件)に関する事項
・売買代金や賃料、支払い方法
・手付金の扱い
・契約解除や違約金の条件
・住宅ローン特約の有無
・賃貸の場合は更新条件や解約ルール など
「知らなかった」では済まされない内容が、ここに詰まっています。
Q3. 売買契約で特に注意したいポイントは?
A. 権利関係・制限・お金と解除条件です
不動産を購入する場合、特に次の点は要チェックです。
・登記上の権利関係
→ 所有者は誰か、抵当権は残っていないか
・法令上の制限
→ 再建築できる?将来建て替えできる?
・災害リスク
→ 浸水・土砂災害の想定区域に入っていないか
・手付金と解除条件
→ 解約するとどうなる?返ってくる?
・住宅ローン特約
→ ローンが通らなかった場合、白紙解除できるか
ここを曖昧にしたまま契約すると、
あとで大きな金額トラブルに発展することもあります。
Q4. 賃貸契約で確認すべきポイントは?
A. お金・ルール・退去条件です
賃貸の場合は、日々の生活に直結する内容が中心です。
・家賃・管理費・敷金・礼金など初期費用の内訳
・都市ガスかプロパンガスか
・設備が壊れたときの修理負担は誰か
・普通借家か定期借家か
・解約の連絡期限(1か月前?2か月前?)
・退去時の原状回復・敷金精算の考え方
・ペット・楽器・DIYなどの禁止事項
「住み始めてから知った…」では遅いので、
生活イメージと照らし合わせながら確認しましょう。
まとめ|分からないまま契約しないことが一番の防御🛡️
重要事項説明は、
契約を急がせるための儀式ではありません。
むしろ、
「分からないところを洗い出すための時間」
だと考えてください。
✔ 分からない言葉はその場で質問する
✔ 納得できなければ、その場でサインしなくていい
✔ 必要なら持ち帰って確認する
不動産は、人生で何度も経験する契約ではありません。
慎重すぎるくらいで、ちょうどいいのです😊