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兄弟で相続した家をどう管理する?

2025.12.25

「とりあえず兄弟で平等に相続しよう」
相続の場ではよくある判断ですが、家を共有名義にしたあとから悩みが始まるケースも少なくありません。

固定資産税は誰が払う?
誰かが住むなら家賃は必要?
売りたい人と残したい人が出てきたら…?

実は、相続不動産のトラブルは**“管理ルールを決めないまま共有したこと”**が原因になることがほとんどです。
今回は、兄弟で相続した家を上手に管理するための基本を、よくある疑問ごとに整理します。


Q1. 兄弟で家を共有名義にすると何が問題になるの?

A. 管理やお金の負担をめぐってトラブルになりやすいです。

共有名義の家は、全員が所有者です。
そのため、次のような点が曖昧だと揉めやすくなります。

🔹 固定資産税は誰が払うのか
🔹 修繕や管理の手配を誰がするのか
🔹 売却や賃貸は誰の同意が必要か

資料でも、**理想は単独相続か売却(換価分割)**とされており、
やむを得ず共有する場合は、最初にルール作りが重要とされています。


Q2. 共有した家の管理ルールはどう決めればいい?

A. 「共有物管理契約」を作り、役割とルールを文書化します。

口約束だけでは、年月とともに認識がズレます。
そのため、共有する場合は書面でのルール決めがとても大切です。

共有契約では、例えば次のような内容を決めます。

🔹 持分割合(何%ずつ所有するか)
🔹 管理担当者(代表者)
🔹 税金・修繕費の負担方法
🔹 売却時の同意条件

管理担当を決め、費用は持分按分、売却には一定数の同意が必要と定めることで、
兄弟間のトラブルを防げた事例もあります。


Q3. 誰か一人が住む場合、費用はどうなりますか?

A. 持分を超えて使う場合、他の兄弟に「使用料」を払う考え方があります。

民法上、共有者は家全体を使えますが、
一人だけが住み続けると不公平感が生じやすいのが実情です。

そのため、次のような取り決めをしておくと安心です。

🔹 住んでいる人が家賃相当額を支払う
🔹 公共料金や修繕費を多めに負担する

使用実態に応じて負担を調整することで、
「なんとなくモヤモヤ」を防ぐことができます。


Q4. 固定資産税や修繕費は誰が払うの?

A. 原則は「持分割合に応じて負担」ですが、実務では工夫が必要です。

法律上、固定資産税は共有者全員が連帯して納税義務を負います。
誰かが払わないと、他の兄弟が立て替えることになります。

実務では、次のような方法がよく取られます。

🔹 固定資産税・修繕費は持分按分
🔹 代表者がまとめて支払い、後で精算

誰も住んでいない空き家でも、
税金の支払い義務がなくなるわけではない点は要注意です。


Q5. 将来、共有をやめたいときはどうすればいい?

A. 売却・代償分割・持分整理など、出口を考えておくことが大切です。

兄弟それぞれの事情は、時間とともに変わります。
だからこそ、最初から将来の整理方法も話し合っておくと安心です。

代表的な方法は次のとおりです。

🔹 全員合意で売却し、現金分割する
🔹 一人が取得し、他の兄弟に代償金を支払う
🔹 持分だけを譲渡・放棄する

どの方法にもメリット・注意点があるため、
共有契約の中で方向性を整理しておくことが大切です。


まとめ

兄弟で相続した家は、「仲が良いから大丈夫」では管理できません

🔹 ルールを最初に決める
🔹 口約束にせず、書面に残す
🔹 将来の出口まで考えておく

この3点を押さえるだけで、不要なトラブルは大きく減らせます。
相続した家について少しでも不安があれば、
早めに専門家へ相談することが、結果的に一番の近道になります 😊

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