株式会社マルニ

お役立ち情報

自分の建物が越境していた!

2025.12.15

ある日、外構工事や測量のタイミングで
「え…うちの建物、境界を越えてる?」
そんな状況に気づくことがあります。

屋根のひさしやブロック塀、庭木の枝など、越境は意外と“日常的に起こりやすいトラブル”です。
放置すると近隣トラブルに発展することもありますが、落ち着いて正しい手順を踏めば、解決策は必ず見つかります😊

この記事では、越境の仕組み・原因から、気づいた時の対処法、覚書の作り方まで、分かりやすくやさしく解説します。


Q1. そもそも「越境」とは?

A. 建物や塀などが隣地へはみ出してしまっている状態です

越境とは、屋根のひさしが少しだけ隣地の上空へ入り込んだり、塀の基礎が相手の土地にズレている状態を指します。
樹木の枝・根が越えている場合も含まれます。

わずか数センチでも、相手の所有権を侵害することになるため、紛争に発展することがあります。


Q2. 越境はなぜ起きるの?

A. 測量の誤差・施工ミス・経年劣化など原因はさまざま

代表的な原因は次のとおりです。

  • 境界認識の誤り

  • 建築時の設計・施工ミス

  • 建物や塀の傾きなど経年変化

  • 庭木の成長

  • 境界標の紛失や破損

悪意ではなく、自然に発生してしまうケースも多いのが特徴です。


Q3. 越境が分かったら、まず何をする?

A. ①事実確認 → ②隣地と共有 → ③必要なら専門家へ相談が基本

最初は落ち着いて、以下の点を整理します。

  • どの部分が、どれくらい越境しているか

  • いつ建てたものか、経緯はどうか

  • 境界標の位置は正しいか

その上で、隣地所有者に丁寧に説明し、解決方法を協議。
境界が曖昧な場合は 土地家屋調査士 による測量が有効です。

⚠️ 注意:絶対に勝手に撤去したり壊したりしないこと!
自力で相手の所有物を動かすと、逆に損害賠償を求められることがあります。


Q4. 越境の解決方法にはどんな種類がある?

A. 状況に応じて5つの方法があります

1️⃣ 現状維持(越境を容認する)
2️⃣ 塀・建物の撤去/移設
3️⃣ 越境部分の土地を買い取る/売却する
4️⃣ 使用料(地代)を支払って継続使用する
5️⃣ 一時金で合意する(金銭解決)

建物本体が少し越境しているケースでは、現実的に撤去できないため「使用料」で合意することも多いです。


Q5. 合意内容はどう残せば安心?

A. 覚書や境界確認書を作り、将来のトラブルを防ぎます

覚書には以下を明記します。

  • 越境の事実・範囲

  • どちらの所有物か

  • 地代・一時金の有無

  • 将来の是正(建替え時に越境を解消等)

測量で境界を確定した場合は「境界確認書」を作成するとより安心です。
口頭の約束ではなく、必ず書面に残すことがポイント です。


📝 まとめ

越境が分かったときは、
事実確認 → 隣地との誠実な話し合い → 書面での合意
この順番が何より大切です。

境界標の確認や測量図の見直しなど、今日からできることもあります。
不安なときは、専門家に相談しながら、安心できる解決策を選びましょう😊

Archives

PageUP