名義はいつ変えるべき?
― 生前?それとも相続後? ―
「親の名義のままだけど、このままで大丈夫?」
「今のうちに変えたほうがいいのかな…?」
不動産の名義変更は、
**“やるかどうか”より“いつやるか”**が大切です。
2024年4月から相続登記が義務化され、
「そのうちやろう」は通用しなくなりました⚠️
今回は、生前に変える場合と相続後に変える場合の違いを整理しながら、
判断のヒントをお伝えします。
Q1. 生前に名義を変えるとは?
A. 贈与や売買で、親が元気なうちに移転することです。
生前に名義を変える方法には「贈与」や「売買」があります。
当事者同士の合意があれば進められるため、
書類が整えば比較的スムーズに完了します。
ただし注意点もあります。
・登録免許税は評価額の2.0%
・不動産取得税が課税
・贈与税が発生する可能性
さらに、特定の相続人だけに贈与すると、
将来「遺留分」の問題になることもあります。
早くできる反面、
税負担と家族間のバランスを考える必要があります。
Q2. 相続後に名義を変える場合は?
A. 相続登記として手続きを行います。
相続が発生すると、
戸籍の収集や遺産分割協議が必要になります。
登録免許税は0.4%と低く、
不動産取得税もかかりません。
税制面では有利なことが多いのが特徴です。
ただし、相続人全員の合意が前提。
意見がまとまらないと、
手続きは止まってしまいます。
さらに現在は、
相続開始から3年以内の登記が義務です。
放置すると10万円以下の過料対象になる可能性もあります。
Q3. では、いつ変えるのが正解?
A. 「目的」と「家族状況」で判断します。
たとえば…
・将来の利用者が決まっている
・管理や売却を早く進めたい
・家族の合意が取れている
こうした場合は、生前整理が有効なこともあります。
一方で…
・相続人が複数いる
・財産全体のバランスを見たい
・税負担を抑えたい
このような場合は、相続後のほうが合理的なケースもあります。
名義変更は手続きの問題ではなく、
家族全体の設計の問題です。
Q4. 変えないまま放置すると?
A. 手続きがどんどん複雑になります。
相続登記を放置すると、
相続人が亡くなり「数次相続」が発生します。
関係者が増え、
・全員の同意が取れない
・売却できない
・管理責任だけが残る
という状態になることも。
時間が経つほど、
名義変更は難しくなります。
まとめ✨
名義変更は
「急ぐもの」でも「後回しでいいもの」でもありません。
生前はスムーズさが強み。
相続後は税制面のメリットが強み。
大切なのは、
今の名義と家族状況を把握すること。
まずは登記簿を確認し、
現状を知ることから始めてみましょう。
“いつか”ではなく、
“いつにするか”を考えることが、
将来の安心につながります🏠
