付帯設備表とは?
〜「エアコンがない!」を防ぐための大切な書類〜
不動産の売買では、契約書以外にもいくつか重要な書類が登場します。
その中でも意外と見落とされがちなのが 付帯設備表 です。
「エアコンは付いてくると思っていたのに…」
「給湯器が動かないなんて聞いてない…」
こうしたトラブルの多くは、事前の確認不足が原因です。
付帯設備表は、売主・買主の認識違いを防ぐための、いわば
“住宅設備の確認書”。
中古住宅の取引では特に重要な役割を果たします。
Q1. 付帯設備表とは?
A. 建物に付いている設備の「有無」と「状態」を確認する書類です。
付帯設備表とは、住宅に備え付けられている設備について、
♦ その設備があるか、ないか
♦ 故障や不具合があるか
をチェック形式で整理した書面です。
エアコンや給湯器、照明など、
「この家に何が付いていて、どんな状態で引き渡されるのか」
を事前に共有するための大切な資料です。
Q2. なぜ付帯設備表が必要なの?
A. 「言った・言わない」のトラブルを防ぐためです。
中古住宅の売買では、
♦ 売主は「外すつもりだった」
♦ 買主は「付いてくると思っていた」
というような認識のズレが起こりがちです。
付帯設備表に
♦ 残す設備
♦ 撤去する設備
を明確に記載しておくことで、
引渡し後のトラブルやクレームを未然に防ぐことができます。
Q3. どんな設備を記載するの?
A. 生活に関わる“備え付け設備”が対象です。
代表的な記載対象は次のようなものです。
♦ エアコン
♦ 給湯器
♦ キッチン・コンロ
♦ 浴室設備(追い焚き機能など)
♦ 照明器具
♦ 換気扇
ポイントは、実際に動かして確認すること。
「使っていないから分からない」は、
後々トラブルにつながりやすいため注意が必要です。
Q4. 故障している設備はどう書けばいい?
A. 正直に「不具合あり」と記載すれば問題ありません。
付帯設備表は、
設備が完璧であることを証明する書類ではありません。
♦ 動かないエアコン
♦ 調子の悪い給湯器
など、分かっている不具合は正直に記載します。
事前に伝えておけば、
その不具合について売主が責任を問われにくくなり、
結果的に売主自身を守ることにもつながります。
Q5. 売主・買主それぞれのメリットは?
A. 双方にとって「安心して取引するための材料」になります。
買主にとってのメリット
♦ 購入前に設備の状態を把握できる
♦ 入居後の想定外トラブルを防げる
売主にとってのメリット
♦ 引渡し後のクレームを回避できる
♦ 契約不適合責任のリスクを軽減できる
付帯設備表は、
売る側・買う側のどちらにとっても
**「後で揉めないための保険」**のような存在です。
まとめ
付帯設備表は地味な書類に見えますが、
不動産売買を円滑に進めるためには欠かせません。
♦ どの設備を引き渡すのか
♦ その設備は正常に使えるのか
これを事前に確認し、書面で共有することが、
安心・納得の取引につながります。
「これくらい大丈夫だろう」と思わず、
一つひとつ丁寧に確認することが大切です。
売却・購入を予定している方は、
ぜひ付帯設備表の内容をしっかりチェックしてみてください。
