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盛土造成地はなぜ危険と言われるのか?

2026.8.19

~住宅購入前に知っておきたい「土地の履歴」と法改正~

家を建てる土地を探していると、「盛土造成地」という言葉を目にすることがあります。

「盛土=危険な土地」と思われがちですが、実際にはすべての盛土造成地が危険というわけではありません。

大切なのは、「どのように造成されたのか」「適切な施工・管理が行われているか」を知ることです。

2021年の静岡県熱海市で発生した大規模土石流災害をきっかけに、盛土に関する法律は大きく見直され、「盛土規制法」が施行されました。

今回は、盛土造成地が注意される理由と、住宅購入時に確認したいポイントをわかりやすく解説します😊


🌱 盛土造成地とは?

山や谷など高低差のある土地を平らにするために、土を盛って造成した土地のことです。

住宅地の開発では広く使われている工法で、全国の多くの住宅地にも盛土造成地があります。

つまり、

✔ 盛土だから危険

ではなく、

✔ 「施工方法」や「維持管理」が重要

という点がポイントになります。


⚠ なぜ危険と言われるの?

盛土は人工的につくられた地盤です。

自然の地盤(切土)に比べると、

・締め固め不足
・地下水の影響
・排水不良

などがあると、地盤の強さが低下する可能性があります。

特に豪雨時は盛土内部に水がたまりやすく、地震時には揺れによって地盤が滑る「滑動崩落」が起こることがあります。


🏗 特に注意したい「切盛境界」

実は最も注意が必要なのは、

「切土」と「盛土」が接する部分です。

この境界では

・片方は固い自然地盤
・もう片方は人工的な盛土

という違いがあるため、

地震時などに沈み方の差が生じ、

✔ 建物の不同沈下
✔ 基礎のひび割れ

などにつながる場合があります。


🌧 豪雨・地震で起こりやすいリスク

盛土造成地では次のような現象が起こることがあります。

👉 雨水が内部にたまりやすい

👉 地下水圧が高くなる

👉 地盤が弱くなる

👉 地震時に斜面全体が滑る可能性がある

特に、

・谷を埋めた「谷埋め型」

・斜面に土を盛った「腹付け型」

は、自治体でも重点的な調査対象となっています。


📖 法改正で何が変わった?

2023年に「盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)」が施行されました。

以前の法律では、

「宅地」の造成が主な対象でしたが、

現在は

✔ 山林

✔ 農地

✔ 宅地以外

まで含めて規制されるようになりました。

さらに、

✅ 一定規模以上の盛土は許可制

✅ 危険な盛土は是正命令

✅ 所有者にも維持管理責任

✅ 違反には厳しい罰則

と、安全管理が大幅に強化されています。


🏠 住宅購入前に確認したいポイント

購入を検討している土地では、

✔ 盛土造成地かどうか

✔ 大規模盛土造成地マップに掲載されているか

✔ 擁壁の状態

✔ 排水施設が整備されているか

✔ 地盤調査結果

を確認しておくと安心です。

「盛土だから購入してはいけない」のではなく、

「適切に造成・管理されている土地かどうか」を確認することが重要です。


✨ まとめ

盛土造成地は、日本の住宅地では珍しいものではありません。

しかし、施工品質や排水対策、維持管理によって安全性は大きく変わります。

2023年施行の盛土規制法により、安全性を確保するための制度は大きく前進しました。

住宅購入では土地の価格や立地だけでなく、「どのように造られた土地なのか」という視点も持つことで、より安心できる住まい選びにつながります😊

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