株式会社マルニ

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新築が一番得?

2026.9.15

「新しい=お得」とは限らない、家選びのお金の話

「せっかく家を買うなら、新築のほうが得でしょ?」

そう考える方は少なくありません。

新築には、

✔ 最新の設備
✔ 高い省エネ性能
✔ 手厚い保証
✔ 税制上の優遇

といった分かりやすい魅力があります。

一方で、中古住宅には「購入価格を抑えやすい」「立地の選択肢が広い」といった、新築にはないメリットがあります。

つまり、大切なのは、

👉 「新築か中古か」ではなく
👉 「住み始めてからも含めて、いくらかかるのか」

という視点です。

今回は「新築が一番得」という常識を、購入費用・修繕・性能・税金・資産価値などから整理してみます。


Q1. 新築は購入時の費用が安い?

A. 必ずしも安くありません。ただし、諸費用では有利になる場合があります。

まず注意したいのが、

「物件価格」と「購入時に必要なお金」は別

ということです。

住宅購入では物件価格以外にも、

・仲介手数料
・登記費用
・住宅ローン関係費用
・火災保険料
・税金

などが必要になります。

特にマンションでは、新築を売主から直接購入する場合、仲介手数料がかからないことがあります。

一方、中古住宅は不動産会社が仲介するケースが多いため、仲介手数料が必要になることがあります。

そのため、

🏠 新築
物件価格は高めでも、購入時の諸費用を抑えられる場合がある

🏠 中古
物件価格は安くても、仲介手数料などを含めると諸費用が増える場合がある

という違いがあります。

「中古だから必ず安い」と考えず、

👉 物件価格+諸費用

で比べることが大切です。


Q2. 維持費まで考えると新築のほうが得?

A. 購入直後の安心感では、新築にメリットがあります。

中古住宅で見落としやすいのが、

「買った後の修繕費」

です。

築年数によっては、

⚠ 屋根
⚠ 外壁
⚠ 給湯器
⚠ 水回り
⚠ 給排水管
⚠ 耐震補強

などに費用がかかる可能性があります。

たとえば、

中古住宅が新築より500万円安かったとしても、

購入後すぐに、

・外壁と屋根の修繕
・キッチンや浴室の交換
・給湯器の更新

などで数百万円かかれば、価格差は一気に縮まります。

反対に新築住宅は、引渡し時点で設備や建物が新しく、大きな修繕費が早期に発生する可能性は比較的低くなります。

つまり見るべきなのは、

「いくらで買えるか」だけではなく、

👉 「10年・20年でいくらかかるか」

です。


Q3. 性能や保証では新築が有利?

A. この部分は、新築の大きな強みです。

現在の新築住宅は、耐震性や省エネ性能などについて、建築時点の基準に適合して建てられます。

また、新築住宅には法律上、

基礎・柱・屋根など住宅の重要な部分について、原則10年間の保証

があります。

購入直後に重大な不具合が発生した場合の安心感は、新築の大きなメリットです。

一方、中古住宅は築年数によって性能が大きく異なります。

特に確認したいのが、

👉 建築された時期
👉 耐震性能
👉 断熱性能
👉 過去の修繕履歴
👉 雨漏りやシロアリなどの劣化状況

です。

ただし、

「中古=性能が悪い」

とは限りません。

築浅住宅や性能の高い既存住宅、適切にリフォームされた住宅であれば、新築に近い性能を持つケースもあります。

中古住宅では「築年数」だけで判断せず、

「今の建物がどのような状態なのか」

を見ることが重要です。


Q4. 税金を考えると新築がお得?

A. 新築には優遇がありますが、中古住宅との差は以前ほど単純ではありません。

新築住宅には一定の要件を満たすことで、

🏠 固定資産税の軽減
🏠 住宅ローン減税
🏠 登録免許税などの軽減

といった制度を利用できる場合があります。

特に固定資産税では、新築住宅について一定期間、税額を軽減する制度があります。

この点は、新築住宅のメリットです。

ただし近年は、省エネ性能など一定の条件を満たす既存住宅についても、住宅ローン減税などの優遇制度が拡充されています。

つまり、


「税制優遇なら圧倒的に新築」

現在
「性能の高い中古住宅も選択肢になる」

という方向に変わりつつあります。

⚠ 税制や補助制度は、購入する年や住宅性能、床面積、世帯条件などによって変わります。

契約前には必ず最新の制度を確認しておきましょう。


Q5. 資産価値なら新築のほうが安心?

A. 「新築だから価値が落ちにくい」とは限りません。

ここは特に誤解されやすいポイントです。

新築住宅は購入した瞬間から、

「新築」という付加価値を失います。

その後は築年数とともに建物の評価が下がっていくのが一般的です。

特に戸建住宅の場合、

長期的な資産価値を左右するのは、

・土地の価値
・立地
・周辺環境
・交通利便性
・将来の需要

といった要素です。

一方、中古住宅は、すでに築年数による価格低下が進んでいるため、

「購入後の価格下落が比較的緩やかな物件」

もあります。

中古マンションについても、立地や需要によっては築年数が進んでも高い価格で取引されるケースがあります。

つまり、

新築=資産価値が高い
中古=資産価値が低い

ではありません。

👉 「どこに建っているか」

は、

👉 「いつ建ったか」

と同じくらい重要です。


🏠 新築と中古を簡単に比べると?

新築住宅

✔ 設備が新しい
✔ 最新基準の性能を期待しやすい
✔ 保証が手厚い
✔ 当面の修繕リスクが低い
✔ 税制優遇を受けられる場合がある

一方で、

⚠ 購入価格が高くなりやすい
⚠ 入居後に建物価格が下がる可能性がある
⚠ 希望する地域に新築物件がないこともある

という特徴があります。


中古住宅

✔ 購入価格を抑えやすい
✔ 希望エリアから探しやすい
✔ 実際の建物や周辺環境を確認できる
✔ 立地次第では資産価値を維持しやすい

一方で、

⚠ 修繕費が早期に発生する可能性
⚠ 耐震・断熱性能に差がある
⚠ 仲介手数料などが必要な場合がある
⚠ 保証内容の確認が必要

という点には注意が必要です。


💡 では、どんな人に新築が向いている?

たとえば、

・設備や性能を重視したい
・購入後しばらく大規模修繕を避けたい
・長期間住む予定
・保証の安心感を重視したい

という方は、新築との相性がよいでしょう。

一方、

・希望する地域を優先したい
・購入価格を抑えたい
・リフォームも楽しみたい
・建物より土地や立地を重視したい

という方なら、中古住宅まで含めて探したほうが選択肢が広がります。


🔍 家を見るときは「購入価格」だけで判断しない

住宅購入で本当に比較したいのは、

物件価格だけではありません。

例えば、

3,500万円の中古住宅
+リフォーム400万円
+諸費用300万円

なら、

実質4,200万円です。

一方、

4,300万円の新築住宅
+諸費用200万円

なら、

実質4,500万円。

この場合、差は300万円です。

最初に見た

「800万円の価格差」

とは大きく印象が変わります。

だからこそ、

👉 購入価格
👉 諸費用
👉 リフォーム費
👉 将来の修繕費
👉 税金
👉 光熱費
👉 売却時の価値

まで含めて考えることが大切です。


✅ 購入前に確認したい7つのポイント

物件を比較するときは、次の7項目を確認してみてください。

□ ① 物件価格はいくらか

□ ② 諸費用はいくらか

□ ③ リフォーム・修繕費はいくら必要か

□ ④ 耐震・断熱性能はどうか

□ ⑤ 税制優遇を利用できるか

□ ⑥ 10年・20年後に修繕が必要になりそうか

□ ⑦ 将来売却するとしたら需要がありそうか

この7つを並べるだけでも、

「どちらが得か」

がかなり見えやすくなります。


📝 まとめ

「新築が一番得?」

答えは、

👉 必ずしもそうとは限りません。

新築は、

「性能・保証・修繕リスクの低さ」

に強みがあります。

中古住宅は、

「価格・立地・選択肢の多さ」

に強みがあります。

そして本当に比較すべきなのは、

「新築か中古か」

ではなく、

「その家に住むために、将来まで含めていくら必要なのか」

です。

🏠 家は「一番新しいもの」を選ぶ買い物ではありません。

自分たちの暮らし、予算、立地、将来設計に合った住宅を選ぶこと。

それが結果として、

「自分にとって一番得な家」

につながるのではないでしょうか。

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