共有名義になっていない?

「この家、
うちの実家だから自由にできると思っていた。」
ところが調べてみると、
兄弟や親族との共有名義になっていた――
そんな相談は、実はとても多いです。
共有名義は、
✔ 平等そう
✔ 争いが起きにくそう
一見すると安心な形に見えます。
でも実際には、
いざ動かそうとした瞬間に、急に不自由になる名義
でもあります。
今回は
「共有名義って、結局なにが問題なの?」
という点を、できるだけ噛み砕いて整理します。
Q1. 共有名義って、どういう状態?
A. 一つの不動産を、複数人で持っている状態です
共有名義とは、
土地や建物を2人以上で所有している状態のこと。
たとえば
・兄と妹で50%ずつ
・相続人3人で3分の1ずつ
といった形です。
登記簿には
全員の名前と、それぞれの持分が記載されます。
ポイントはここ👇
全員が所有者だけど、誰も単独では決められない
この「全員オーナー・全員ブレーキ」が
共有名義の本質です。
Q2. 共有名義だと、勝手に売ったりできないの?
A. はい。内容によって「同意」が必要になります
共有名義では、
行為の内容によって必要な同意が違います。
✔ 全員の同意が必要なこと
・不動産全体の売却
・長期の賃貸
・大規模な改修や造成
✔ 持分の過半数で決められること
・管理の方法
・賃料の決定
・修繕の方針
ざっくり言うと、
「大きく変える・手放す」ほどハードルが高い
というルールです。
Q3. 自分の持分だけなら、自由に処分できる?
A. 法律上は可能。ただし現実は少し大変です
共有者は、
自分の持分だけであれば
他の人の同意なく売ったり、譲ったりできます。
ただし実務では…
・買い手が見つかりにくい
・価格が相場より低くなりがち
・共有関係はそのまま残る
という現実もあります。
「できる」と「うまくいく」は
別物、という点は知っておきたいところです。
Q4. 共有名義のままだと、何が起きやすい?
A. 「決められない」が積み重なります
共有名義でよくあるのが、こんな状況です。
・売りたい人と、残したい人が対立
・誰か一人が住み続けている
・固定資産税や管理費の負担で揉める
・連絡が取れない共有者がいる
結果として、
誰も使わず、誰も決められない不動産
になってしまうことも。
不動産は、
放っておいても小さくなってくれません。
時間が経つほど、扱いにくくなります。
まとめ
共有名義の不動産には、
できること/できないことの線引きが
はっきり決まっています。
問題は、
そのルールを知らないまま
共有状態を続けてしまうこと。
相続や将来の売却を考えるなら、
まずは
「本当に共有のままでいい?」
と、一度立ち止まって考えることが大切です。
名義は、
気づいた人から整えていくもの。
早めの確認が、あとあと効いてきます🏠✨