株式会社マルニ

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中古住宅を買う前に絶対確認したい30項目

2026.11.6

知らずに契約すると後悔する? 建物・土地・契約・お金の完全チェックリスト【保存版】

「中古住宅なら、新築より安くマイホームを手に入れられる」

そんな期待から、中古住宅を探し始める方も多いのではないでしょうか。

実際、中古住宅には価格や立地、建物の広さなど、新築にはない魅力があります。

しかし、気に入った家を見つけても、すぐに契約するのは少し待ってください。

⚠ 見た目がきれいでも、雨漏りやシロアリ、耐震性の問題が隠れていることがあります。

さらに、建物に問題がなくても、再建築できない土地や、登記・境界に問題がある物件も存在します。

今回は、中古戸建住宅を購入する前に確認しておきたい30項目を、できるだけわかりやすく整理しました。

これから中古住宅を探す方も、購入を検討中の方も、ぜひ保存して活用してください。


🔍 第1章|建物の状態を確認する10項目

中古住宅で最初に気になるのは、やはり建物の状態です。

ただし、壁紙やキッチンが新しいからといって、建物全体が良好とは限りません。

目に見えない部分こそ、慎重な確認が必要です。

☑ 01. 土地・建物と売主は一致している?

購入する土地と建物が、登記上どのように記録されているか確認しましょう。

✔ 土地の地番と面積

✔ 建物の構造と床面積

✔ 登記上の所有者

✔ 現地にある建物と登記内容の一致

広告に書かれた面積と登記面積が違う場合もあります。

👉 確認先:不動産会社・司法書士

☑ 02. 基礎や建物に傾きはない?

基礎のひび割れ、床の傾き、柱の変形などを確認します。

特に注意したいのは、地盤沈下によって建物全体が傾いているケースです。

扉が自然に動く、床が傾いて感じるといった症状があれば、専門家に調査してもらいましょう。

👉 確認先:建築士・住宅検査会社

☑ 03. 屋根・外壁は傷んでいない?

屋根や外壁は、雨風から住宅を守る重要な部分です。

✔ 屋根材の割れやずれ

✔ 外壁のひび割れ

✔ シーリングの劣化

✔ バルコニーの防水状態

✔ 雨樋の破損

修繕が必要になると、足場代を含めて大きな出費になることがあります。

👉 確認先:建築士・屋根外壁専門業者

☑ 04. 過去に雨漏りしていない?

現在雨漏りしていなくても、過去に発生していた可能性があります。

「修理済み」と説明されても、原因が解消されているかは別問題です。

天井のシミ、窓周辺の変色、カビ臭なども確認しましょう。

👉 確認先:売主・不動産会社・建築士

☑ 05. シロアリ被害はない?

シロアリは、柱や土台などの木材を傷めることがあります。

✔ 過去の被害歴

✔ 防蟻処理の実施時期

✔ 床下の湿気

✔ 木材の腐食

✔ 被害箇所の修繕履歴

「シロアリ駆除済み」という説明だけで安心せず、被害の程度も確認することが大切です。

👉 確認先:防蟻業者・建築士

☑ 06. 耐震性能は十分?

中古住宅では、建築された時期が重要な判断材料になります。

📌 1981年5月以前

旧耐震基準の住宅に該当するため、耐震診断を特に検討したい時期です。

📌 1981年6月〜2000年5月

新耐震基準ですが、在来軸組木造住宅では接合金物や耐力壁の配置などを確認したい時期です。

📌 2000年6月以降

木造住宅の接合部や壁配置などの基準が明確化されました。

ただし、新しい基準で建てられていても、劣化や増改築の影響は確認が必要です。

👉 確認先:建築士・耐震診断士

☑ 07. 断熱性能は十分?

冬に寒く、夏に暑い住宅では、購入後の快適性や光熱費に影響します。

窓が単板ガラスなのか、断熱材が施工されているのかなどを確認しましょう。

結露やカビの発生状況も大切なポイントです。

👉 確認先:建築士・リフォーム会社

☑ 08. 給湯器・水道・電気設備は使える?

住宅設備は、建物本体とは別に確認が必要です。

✔ 給湯器の製造年

✔ 水道管の漏水

✔ 排水の流れ

✔ 電気容量と分電盤

✔ エアコンや換気扇の動作

可能であれば、契約前に実際に動かして確認しましょう。

👉 確認先:売主・設備業者

☑ 09. アスベストの心配はない?

古い住宅では、屋根材や外壁材、内装材などにアスベストが使用されている可能性があります。

使用されているからといって、直ちに危険というわけではありません。

しかし、解体やリフォームで建材を取り壊す場合、専門的な調査や対策が必要になり、工事費が増えることがあります。

👉 確認先:建築士・石綿含有建材調査者

☑ 10. インスペクションを実施した?

インスペクションとは、建築士などの専門家による住宅の状態調査です。

基礎、外壁、屋根などの劣化状況を確認します。

ただし、一般的な建物状況調査は目視・計測が中心で、壁の内部まで調べるものではありません。

⚠ 「調査済み=欠陥がない」という意味ではありません。

調査できなかった場所も確認しましょう。

👉 確認先:既存住宅状況調査技術者


📐 第2章|法律・土地・登記を確認する10項目

建物がきれいでも、法律上の問題がある住宅は存在します。

特に注意したいのが、将来の建替えや増改築に関する制限です。

☑ 11. 建築確認済証・検査済証はある?

確認済証は、建築計画が法令に適合していることを確認した書類です。

検査済証は、完成後の検査に合格したことを示す書類です。

書類がない場合でも、単なる紛失なのか、検査を受けていないのかで意味が違います。

自治体に記録が残っている場合もあります。

👉 確認先:売主・自治体・建築士

☑ 12. 設計図面や修繕履歴は残っている?

図面や工事記録があると、住宅の状態を判断しやすくなります。

✔ 新築時の図面

✔ 耐震診断書

✔ リフォーム履歴

✔ 屋根・外壁の修繕記録

✔ 保証書や点検記録

将来のリフォームや売却でも役立つ資料です。

👉 確認先:売主・施工会社

☑ 13. 増築部分は正しく登記されている?

サンルーム、車庫、物置、部屋の増築などが、登記に反映されていない場合があります。

登記床面積と実際の建物面積が違う場合は、その理由を確認しましょう。

未登記部分があると、住宅ローンや売却に影響することがあります。

また、登記されていることと、建築基準法に適合していることは別問題です。

👉 確認先:土地家屋調査士・建築士

☑ 14. 既存不適格や違法建築ではない?

この2つは意味が違います。

「既存不適格」

建築当時は適法だったものの、その後の法改正などで現在の基準に合わなくなった建物です。

「違法建築」

建築時や増改築時に適用される法令に違反している建物です。

特に、2025年4月以降は木造2階建て住宅などの大規模修繕・模様替えで、建築確認が必要になる場合があります。

将来のリフォーム計画まで確認しましょう。

👉 確認先:建築士・自治体

☑ 15. 建ぺい率・容積率などに問題はない?

土地には、建てられる建物の大きさや用途などの制限があります。

現在建っている住宅と同じ大きさで、将来建替えできるとは限りません。

建ぺい率、容積率、用途地域、高さ制限などを確認しましょう。

👉 確認先:不動産会社・自治体・建築士

☑ 16. 将来、建替えできる土地?

⚠ ここは特に重要です。

道路に面していても、建築基準法上の道路に接しているとは限りません。

原則として、建築基準法上の道路に2m以上接している必要があります。

ただし、例外的な認定・許可の制度もあります。

✔ 道路の種類

✔ 道路幅員

✔ 接道している長さ

✔ セットバックの必要性

✔ 私道の権利関係

再建築できるかどうかは、購入価格や将来の売却にも大きく影響します。

👉 確認先:不動産会社・自治体・建築士

☑ 17. 土地の境界は明確?

ブロック塀があるからといって、そこが正しい境界とは限りません。

境界標や測量図を確認し、隣地との越境がないか調べましょう。

屋根、雨樋、樹木、配管などが境界を越えている場合もあります。

👉 確認先:土地家屋調査士

☑ 18. 上下水道の引込みに問題はない?

前面道路に水道管や下水道管があるだけでは、その住宅が適切に接続されているとは限りません。

✔ 水道管の引込経路

✔ 下水道への接続状況

✔ 浄化槽の有無

✔ 私設管の所有者

✔ 隣地を通る配管

将来の修理や建替えで費用が発生する可能性があります。

👉 確認先:不動産会社・上下水道担当窓口

☑ 19. 地盤や擁壁は安全?

高低差のある土地や造成地では、地盤や擁壁の状態も確認しましょう。

擁壁に大きなひび割れや膨らみがある場合、補修・改修に多額の費用が必要になることがあります。

過去の盛土や造成履歴も重要です。

👉 確認先:建築士・地盤調査会社・自治体

☑ 20. 災害リスクを確認した?

ハザードマップで、次のリスクを確認しましょう。

✔ 洪水・内水氾濫

✔ 土砂災害

✔ 津波・高潮

✔ 液状化

✔ 周辺の地形や高低差

ハザードマップで色が付いていなくても、災害リスクがゼロというわけではありません。

👉 確認先:自治体・不動産会社


📝 第3章|権利・契約・保険を確認する7項目

建物や土地に問題がなくても、契約条件を理解していなければ、購入後のトラブルにつながります。

☑ 21. 本当に売却できる所有者?

登記上の所有者と売主が一致しているか確認します。

共有名義の場合は、原則として共有者全員による売却の合意が必要です。

相続登記が済んでいない場合も、所有権移転までの手続きを確認しましょう。

👉 確認先:司法書士

☑ 22. 抵当権や差押えはない?

住宅ローンの抵当権などが登記されている場合があります。

抵当権があること自体が、直ちに購入できない理由になるわけではありません。

重要なのは、決済時に必要な権利を確実に抹消できるかどうかです。

👉 確認先:司法書士・不動産会社

☑ 23. 物件状況報告書を確認した?

物件状況報告書は、売主が把握している不具合などを伝える書類です。

雨漏り、シロアリ、近隣トラブル、設備故障などを確認します。

ただし、売主が知らない不具合まですべて記載されているとは限りません。

👉 確認先:売主・不動産会社

☑ 24. 契約不適合責任はどうなっている?

購入後に契約内容と異なる不具合が見つかった場合、売主に修補などを求められることがあります。

ただし、売主が個人の場合は、契約によって責任の範囲や期間を限定していることがあります。

「現状有姿」「契約不適合責任免責」といった言葉を見かけたら、内容を必ず確認しましょう。

なお、不動産会社が売主の場合は、買主に不利な特約に法律上の制限があります。

👉 確認先:不動産会社・必要に応じて弁護士

☑ 25. 住宅ローン特約はある?

住宅ローンの審査に通らなかった場合、一定の条件で契約を解除できる特約です。

✔ 融資承認の期限

✔ 解除できる期限

✔ 手付金の返還条件

✔ 借入予定額

✔ 金融機関の指定

契約前に具体的な内容を確認しましょう。

👉 確認先:不動産会社・金融機関

☑ 26. 中古住宅向けの瑕疵保険は使える?

中古住宅には「既存住宅売買かし保険」という制度があります。

一定の検査や条件を満たすことで、構造部分や雨漏りなど、対象となる不具合に備えられる場合があります。

ただし、インスペクションを受ければ必ず加入できるわけではありません。

👉 確認先:保険法人・登録検査機関

☑ 27. 火災保険・地震保険の費用は?

建物の構造、築年数、所在地、補償内容などによって保険料は変わります。

水災補償が必要かどうかも、ハザードマップと合わせて考えましょう。

また、一般の火災保険だけでは、地震を原因とする損害は原則として補償されません。

👉 確認先:損害保険会社・代理店


💰 第4章|購入費用と将来を確認する3項目

ここまで確認できたら、最後はお金と将来の話です。

「物件価格が安い」という理由だけで購入を決めないことが大切です。

☑ 28. リフォーム・修繕費はいくら必要?

中古住宅では、購入後にさまざまな工事が必要になることがあります。

例えば、

・屋根や外壁の修繕

・耐震補強

・給排水管の交換

・シロアリ対策

・断熱改修

・キッチンや浴室の交換

これらを含めて、購入後の総費用を考えましょう。

特におすすめなのは、工事を次の3つに分けることです。

① 今すぐ必要な工事

② 数年以内に必要な工事

③ 希望に合わせて行う工事

👉 確認先:建築士・リフォーム会社

☑ 29. 住宅ローン控除や補助金は使える?

中古住宅でも、条件を満たせば住宅ローン減税を利用できる場合があります。

ただし、床面積、耐震性能、住宅性能、所得、借入期間などの条件があります。

また、耐震改修や省エネリフォームに補助制度が利用できる場合もあります。

制度は年度によって変わるため、購入前に確認しましょう。

👉 確認先:税務署・税理士・自治体

☑ 30. 将来売却しやすい住宅?

最後に考えたいのが、将来の売却です。

今は住みやすくても、将来売却するときに問題になる条件があるかもしれません。

✔ 再建築できるか

✔ 境界が明確か

✔ 未登記部分がないか

✔ 耐震性能を説明できるか

✔ 修繕履歴が残っているか

✔ 次の買主が住宅ローンを利用しやすいか

購入時から将来の売却まで考えることで、後悔するリスクを減らせます。

👉 確認先:不動産会社・建築士・司法書士


⚠ 特に見落としたくない重要ポイント

30項目すべてが大切ですが、購入判断に直結する項目があります。

特に次の点は、曖昧なまま契約しないことをおすすめします。

🔴 再建築できる土地なのか

🔴 建物の耐震性能はどうか

🔴 雨漏りや構造上の重大な問題はないか

🔴 違法な増築や未登記部分はないか

🔴 土地の境界は明確か

🔴 所有権や抵当権に問題はないか

🔴 契約不適合責任の内容を理解しているか

🔴 ローンが通らなかった場合に解除できるか

🔴 購入後の修繕費を把握しているか

これらは、購入後に簡単に解決できない場合があります。


📋 契約直前の最終チェックリスト

30項目を確認したら、最後に次の5つをチェックしましょう。

☐ 重要事項説明書を契約前に受け取った

☐ 売買契約書の内容を事前に確認した

☐ 不明点への回答を書面やメールで残した

☐ 購入価格・諸費用・修繕費・予備費を合計した

☐ 購入を見送るべき重大な問題が残っていない

すべてを自分で調べる必要はありません。

建物は建築士、登記は司法書士、境界は土地家屋調査士など、それぞれの専門家に相談することが大切です。


🏠 まとめ|中古住宅は「買う前の確認」で差がつく

中古住宅には、新築にはない魅力があります。

しかし、価格や見た目だけで判断すると、購入後に予想外の修繕費や法律上の問題が見つかることがあります。

大切なのは、完璧な住宅を探すことではありません。

「問題があるかどうかを知り、納得したうえで購入すること」です。

そして、もう一つ忘れたくないことがあります。

👉 中古住宅の本当の価格は、販売価格だけではありません。

購入価格に諸費用や必要な修繕費、将来の維持費を加えて考えることが重要です。

気になる物件を見つけたら、契約前に今回の30項目を一つずつ確認してみてください。

「買ってよかった」と思える中古住宅選びは、契約前の準備から始まります。🏡

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