株式会社マルニ

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シロアリ被害は見た目で分かる?

2026.10.14

中古住宅を見学したとき、

「柱も床もきれいだから、シロアリは大丈夫そう」

そう思ってしまうことはありませんか?🏠

ところが、シロアリ被害は必ずしも室内から見えるとは限りません。

むしろ注意したいのは、

「見た目は普通なのに、床下では被害が進んでいた」

というケースです。

では、一般の購入者はどこまで確認できるのでしょうか?

今回は、中古住宅を買う前に知っておきたい「シロアリの見方」を分かりやすく整理します。


Q1. シロアリ被害は見た目で分かる?

A. 分かる場合もありますが、「見た目だけで大丈夫」とは判断できません。

シロアリは、木材の表面ではなく内部を食害することがあります。

そのため、

✔ 柱がきれい
✔ 床に大きな異常がない
✔ 室内に虫がいない

からといって、

「シロアリ被害なし」

とは言い切れません。

特に中古住宅では、床下・土台・柱の下部など、普段の内覧では見えにくい場所が重要です。

つまり、

👉「見える被害を探す」だけではなく
👉「被害が起きやすい環境になっていないか」

を見ることがポイントです。


Q2. どんな家でシロアリ被害が起きやすい?

A. 「木材+水分」がそろいやすい環境は要注意です。

シロアリは湿気のある環境と関係が深いため、建物そのものだけでなく、その周辺環境も確認します。

たとえば、

・床下の湿気が多い
・水漏れや雨漏りがある
・浴室や洗面所周辺に傷みがある
・基礎まわりに木材や段ボールなどが置かれている
・建物周辺の風通しが悪い
・土と木部が近い、または接している

といった状態です。

特に注意したいのが「水」です。

給排水管からの漏水や雨漏りなどによって木材が湿った状態になると、シロアリだけでなく腐朽のリスクも高まります。

中古住宅を見るときは、

「虫がいるか?」

だけではなく、

「湿気や水分がたまりやすい家になっていないか?」

という視点も持っておきましょう。


Q3. 一般の人でも確認できるサインはある?

A. あります。特に「蟻道」「羽アリ」「木部や床の異常」はチェックしたいポイントです。

代表的なサインの一つが「蟻道(ぎどう)」です。

蟻道とは、シロアリが移動するためにつくる土のトンネルのようなもの。

基礎や束などに、土でできた細い筋のようなものがあれば注意が必要です。

そのほかにも、

⚠ 羽アリや落ちた羽が大量にある
⚠ 木材を叩くと空洞のような音がする
⚠ 木部が不自然に柔らかい
⚠ 床がフワフワする、沈む感じがある
⚠ 柱や土台の一部が傷んでいる

といった状態は、確認しておきたいポイントです。

ただし、これらがないからといって「被害なし」と判断することはできません。

シロアリ被害は、見えない場所で進行していることもあるからです。


Q4. シロアリ被害があった家は買わない方がいい?

A. 「被害歴がある=買ってはいけない」とは限りません。

ここは中古住宅を見るうえで大切なポイントです。

シロアリ被害が見つかったとしても、

・すでに駆除されている
・被害箇所が限定されている
・傷んだ木材が適切に補修されている
・現在の構造安全性に問題がない
・再発防止措置が取られている

のであれば、購入を検討できるケースもあります。

逆に注意したいのは、

⚠ 被害範囲が分からない
⚠ 柱や土台など重要な部分まで傷んでいる
⚠ 駆除した記録はあるが補修内容が分からない
⚠ 現在も湿気や漏水などの原因が残っている

といった住宅です。

重要なのは、

「シロアリがいたか、いなかったか」

だけではありません。

👉 どこまで被害があったのか
👉 駆除されているのか
👉 傷んだ部分は補修されているのか
👉 原因となった環境は改善されているのか

ここまで確認して初めて、購入判断につながります。


Q5. どんな場合に専門家へ調査を頼むべき?

A. 少しでも気になる兆候があるなら、床下まで確認してもらう価値があります。

一般の内覧では、床下のすべてを見ることは難しいものです。

特に、

・蟻道らしきものがある
・羽アリの発生歴がある
・床が沈む、きしむ
・雨漏りや漏水の跡がある
・木部に傷みが見られる
・過去にシロアリ駆除をしている
・長期間空き家だった

といった住宅では、専門調査を検討したいところです。

また、売主や不動産会社に、

「シロアリ被害歴はありますか?」

と聞くだけで終わらせず、

👉 過去の点検記録
👉 防蟻処理の記録
👉 駆除・補修工事の記録
👉 保証期間

などが残っていないか確認してみましょう。

「昔、処理したらしい」という話と、

「いつ、どこを、どのように処理したか記録で確認できる」

では、判断材料としての価値が大きく違います。


🔍 中古住宅で見るべきなのは「シロアリ」だけではない

シロアリについて調べていると、つい

「シロアリがいるか・いないか」

だけに目が向きます。

しかし、本当に確認したいのは建物全体の状態です。

たとえば、

シロアリ被害
 ↓
床下に湿気が多い
 ↓
原因を調べる
 ↓
配管から水漏れしていた

ということも考えられます。

つまり、シロアリの痕跡は「別の問題に気づくきっかけ」になる場合もあります。

中古住宅では、一つの症状だけで判断せず、その原因まで追いかけることが大切です。


🏠 まとめ

シロアリ被害は、目で確認できることもあります。

しかし、

「見た目がきれい=シロアリ被害がない」

とは限りません。

中古住宅を検討するときは、

✔ 蟻道や羽アリなどの痕跡
✔ 床や木部の異常
✔ 床下の湿気
✔ 雨漏り・漏水の有無
✔ 過去の防蟻処理・駆除履歴
✔ 被害箇所の補修状況

まで確認することが大切です。

そして、シロアリ被害歴があるからといって、その住宅をすぐ候補から外す必要もありません。

大切なのは、

「被害があったか」ではなく、

「どこまで被害があり、今はどのような状態なのか」。

見えない部分ほど、購入前にしっかり確認しておきたいですね😊

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