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相続登記ってなに?いつまでにやるの?

2025.7.15

相続登記の義務化の内容と、期限・罰則について教えてください

🏡「父の土地、まだ名義変更していないけど大丈夫かな?」
これまで相続登記は“やってもやらなくてもよい”任意の手続きでした。でも2024年4月1日から、大きな変化が――そう、“相続登記が義務化”されたのです。

放置された土地が全国で増え、雑草やゴミで近隣に迷惑をかけるだけでなく、再開発の障害にもなっていました。所有者が誰か分からない土地は「所有者不明土地」と呼ばれ、社会問題に。これを解決するため、法改正が行われました。

今回は、この相続登記義務化の背景、期限、罰則などをやさしく解説します📝

Q1. 相続登記の義務化って何が変わったの?

  1. 相続登記が「しなければならないもの」になりました。

これまでは任意だった相続登記が、2024年4月1日から義務になりました。
土地や建物を相続で取得した人は、登記簿の名義を自分の名前に変更する必要があります。
過去の相続(たとえば10年前)でも未登記なら、義務化の対象です背景と目的。

Q2. 義務の対象はどんな人?

  1. 相続で不動産を取得した人はすべて対象です。

遺言や遺産分割協議による取得も対象。
「兄弟で分けた」「父の遺言で土地をもらった」など、どのような相続方法であっても、不動産を取得したら義務が生じます背景と目的。

Q3. 登記しないとどうなるの?罰則は?

  1. 正当な理由がないと、10万円以下の過料が科される可能性があります。

これは「罰金」ではなく「行政罰(過料)」です。
支払っても登記義務が消えるわけではないので、早めに登記を済ませるのが安心です。
なお、相続人が多いなど事情があれば免除される場合もあります背景と目的。

Q4. 登記の期限はいつまで?

  1. 相続を「知った日」から3年以内です。

例えば2025年1月に父が亡くなり相続が分かった場合、2028年1月までが期限。
以前の相続(2024年より前)で未登記だった不動産も、2027年3月31日までに申請すればOK。
期限内なら過料も免れます背景と目的。

Q5. これから何を準備すればいいの?

  1. 戸籍・評価証明・協議書などの準備が大切です。
  • 戸籍:被相続人と相続人の戸籍を収集し、法定相続人を確定
  • 評価証明書:固定資産税評価額を確認し、登録免許税を計算
  • 遺産分割協議書:相続人全員で署名・押印し印鑑証明を添付
  • 不安な場合は、司法書士や法務局に相談を!

✍️まとめ

相続登記は、もう“やってもやらなくてもいい”手続きではありません。
義務化された今、放置はリスク。期限を守って確実に申請することが大切です。

🏠もし手続きが不安な方は、早めに専門家に相談を。
家族の未来と不動産の安心のために、今できる準備を始めてみましょう!

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