登記費用の内訳(登録免許税・司法書士報酬等)を詳しく教えて
2025.6.19
はじめに💭
「不動産の名義変更にいくらかかるの?」
初めて登記手続きをする方にとって、費用の内訳はとても分かりにくいものです。
登記には、税金・専門家への報酬・証明書取得の実費などがかかります。
この記事では、特にご質問の多い「登録免許税」や「司法書士報酬」のしくみを中心に、登記費用の全体像をわかりやすくご紹介します。
Q1. 登記費用には何が含まれるの?
A. 主に次の3つの費用がかかります。
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✅ 登録免許税(国に納める税金)
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✅ 司法書士報酬(登記手続きの代行費用)
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✅ 実費(証明書取得、印紙代、郵送費など)
内容や不動産の金額によって、費用総額は変わります。
Q2. 登録免許税はどうやって計算するの?🧮
A. 「不動産の評価額 × 税率」で算出されます。
基準となるのは市町村の「固定資産評価証明書」です。税率は登記の内容により異なります。
登記の内容 | 税率 | 備考 |
---|---|---|
土地の売買 | 1.5%(軽減中) | 通常は2.0% |
相続登記 | 0.4% | 贈与・合併も同様 |
建物の売買(住宅) | 0.3% | 軽減要件あり |
Q3. 司法書士報酬の相場はどれくらい?💼
A. 手続きの種類や件数に応じて変わります。
手続きの種類 | 報酬の目安 |
---|---|
相続登記 | 約5〜15万円 |
売買登記 | 約5〜10万円 |
贈与・財産分与 | 約5〜15万円 |
※「基本報酬+物件数・相続人数による加算」が一般的な料金体系です。
依頼前には必ず見積書を確認しましょう。
Q4. その他の実費とは?📄
A. 契約書や各種証明書に関わる費用です。
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登記事項証明書(600円/通)
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戸籍謄本(450円)、住民票・印鑑証明(各300円前後)
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印紙税:例)3,000万円の契約 → 印紙代2万円
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郵送費・郵便為替手数料:数百円程度
こうした実費も登記費用に含まれるため、見落とさないようにしましょう。
Q5. 実際の登記費用はいくらかかる?📊
A. 参考ケースを紹介します。
【ケース】
土地3,000万円+建物1,000万円の不動産を、妻が単独で相続した場合
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登録免許税:16万円(4,000万円 × 0.4%)
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司法書士報酬:約11万円
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証明書取得費:約5,000円
👉 合計:約27万5,000円
物件の価格や手続きの内容によって、費用は変動します。
まとめ📝
登記費用は「登録免許税」「司法書士報酬」「各種実費」で構成されています。
それぞれの項目を理解しておけば、不意な出費やトラブルを防ぐことができます。
不動産の名義変更を控えている方は、評価証明書を取得し、まずは専門家への見積もり相談から始めてみてください。