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登記ってなに?不動産の基礎知識をやさしく解説【Q&Aで学ぶ登記の基本】

2025.6.13

不動産の購入や相続に欠かせない「登記」。 聞いたことはあるけど、実はよく知らない人のために、登記制度の基本をQ&A形式でわかりやすく解説します!

🏠 登記ってそもそも何? 知らないと損する「不動産の名札」
不動産を買ったとき、よく耳にする「登記」。
「難しそう」「専門家に任せるもの」と思っていませんか?

でも実はこの登記、あなたの財産を守るための“名札”のようなものなんです。
誰がその土地や建物を持っているか、どんな権利があるのかを公に示すことで、
トラブルや詐欺から守ってくれる大切な制度です。

この記事では、登記の仕組みや手続き、よくある疑問を初心者向けにわかりやすくまとめています。

❓ 登記ってなんだろう? 5つのよくある質問
Q1. 登記制度とは、簡単に言うと?
A. 不動産の「持ち主」や「権利」を法務局で記録・公開する制度です。

土地や建物の物理的な情報と所有者情報を記録

登記簿は誰でも見ることができ、証明書も取得できます

所有権や抵当権などの「権利関係」が明確になります

Q2. 登記しないとどうなるの?
A. 他人に「それは自分の土地だ」と言えなくなることがあります。

民法177条により、登記していないと第三者に対して自分の権利を主張できません。

たとえば…

Aが土地をBに売却(未登記)

同じ土地をCにも売却(Cが登記済)
→ 所有権はCに認められ、Bは土地を失うリスクがあります。

Q3. 登記簿にはどんな情報が載ってるの?
登記簿には、次のような内容が記載されています。

表題部:所在地、面積、構造などの基本情報

権利部(甲区):所有者やその移転履歴

権利部(乙区):抵当権、賃借権などの権利情報

売買や相続前には「登記事項証明書」でしっかり確認することが大切です。

Q4. 売買のときの登記手続きってどうやるの?
登記手続きの基本の流れはこのとおりです。

売買契約の締結

残代金支払い+鍵・権利証の引渡し

書類の準備(住民票・印鑑証明など)

法務局へ申請(登録免許税の納付)

約1〜2週間後に登記完了の通知

※通常は司法書士が代理で申請します。

Q5. 登記しないとどんなトラブルがあるの?
登記を放置すると、さまざまな問題が起きます。

所有権を主張できない

住宅ローンを借りられない

税金や通知が旧所有者に届く

原則「1ヶ月以内に登記申請」が必要(怠ると過料)

✅ まとめ|登記は“不動産の安全装置”です
登記は、土地や建物という大切な財産を守る法律的な防犯タグ。
「ちゃんと登記してあるかどうか」で、取引の信頼性も大きく変わります。

🏡 不動産を取得したら、まずは「登記簿」を確認しましょう。
迷ったら、司法書士に相談するのもおすすめです。

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