株式会社マルニ

お役立ち情報

売買契約後、登記申請はいつ行えばいい?先延ばしのリスクは?

2025.6.30

「家を買って契約書にハンコも押したし、これで一安心!」…実はそれ、まだ“所有者”にはなっていないのです。
不動産の所有権を正式に移すには「登記申請」が必要ですが、つい後回しにしてしまう人も少なくありません。

ですが、登記を先延ばしにすることで、思わぬトラブルや損失に発展することも…。
この記事では、「登記っていつすればいいの?」「しないと何が起きるの?」といった疑問にお答えします✨


Q1. 登記申請はいつ行うのがベスト?

A. 売買代金の「決済日」と同時が原則です!

不動産の登記は、**売買代金の支払い・物件の引渡しと同じタイミング(決済日)**に行うのが一般的。
この「同時履行」によって、売主・買主ともにリスクを避けられます。
特に司法書士が立ち会うことで、書類確認と登記申請が安全・確実に行えます🧑‍⚖️


Q2. 法律上は、すぐ登記しなくてもいいの?

A. 実は「任意」だけど…実務上は“必須”です!

登記しなくても法律違反ではありませんが、登記しないと「第三者に自分の所有権を主張できない」のが民法177条のルール。
つまり、**“登記していないと他人に権利を取られる”**可能性もあるのです😨


Q3. 登記を先延ばしにすると、どんなリスクがあるの?

A. 所有権の喪失やローン不可など、深刻な影響が…

  • 売主が別の人に転売したら、先に登記した人が「所有者」になる(=二重売買)

  • 住宅ローンが組めない(未登記だと担保設定不可)

  • 税金の軽減措置が受けられない(取得後1年以内などの期限あり)

  • 災害補償や売却・担保設定も難しくなる

一言でいえば、「登記が遅れるとすべての権利がグラグラになる」ということです⚠️


Q4. 売主にとってもリスクがあるの?

A. はい、固定資産税などの義務が続いてしまいます!

登記されない限り、登記簿上は「売主のまま」
そのため、以下のような問題が発生します👇

  • 固定資産税や都市計画税を支払い続けることに…

  • 所有者責任(例:建物倒壊などによる損害賠償)

  • 登記遅延による契約違反で、損害賠償請求されるおそれも…


Q5. どうすれば安全に登記できるの?

A. 司法書士のサポートと「同時履行」の徹底がカギ!

安心して登記を進めるには…

  • ✅ 登記のプロである司法書士に依頼する

  • ✅ 書類を事前にしっかり準備・確認する

  • ✅ 決済日には「登記」「引渡し」「代金支払」を同時に行う

この3点を意識するだけで、トラブルをグッと減らせます👌


📝まとめ

登記は「法的義務がない」からといって、後回しにしていいものではありません。
登記を早めに済ませることで、自分の権利を守り、損失やトラブルから身を守ることができます。

🏠売買契約後は、ぜひ司法書士と連携しながら、スムーズな登記申請を心がけましょう!

PageUP