売買契約後、登記申請はいつ行えばいい?先延ばしのリスクは?
「家を買って契約書にハンコも押したし、これで一安心!」…実はそれ、まだ“所有者”にはなっていないのです。
不動産の所有権を正式に移すには「登記申請」が必要ですが、つい後回しにしてしまう人も少なくありません。
ですが、登記を先延ばしにすることで、思わぬトラブルや損失に発展することも…。
この記事では、「登記っていつすればいいの?」「しないと何が起きるの?」といった疑問にお答えします✨
Q1. 登記申請はいつ行うのがベスト?
A. 売買代金の「決済日」と同時が原則です!
不動産の登記は、**売買代金の支払い・物件の引渡しと同じタイミング(決済日)**に行うのが一般的。
この「同時履行」によって、売主・買主ともにリスクを避けられます。
特に司法書士が立ち会うことで、書類確認と登記申請が安全・確実に行えます🧑⚖️
Q2. 法律上は、すぐ登記しなくてもいいの?
A. 実は「任意」だけど…実務上は“必須”です!
登記しなくても法律違反ではありませんが、登記しないと「第三者に自分の所有権を主張できない」のが民法177条のルール。
つまり、**“登記していないと他人に権利を取られる”**可能性もあるのです😨
Q3. 登記を先延ばしにすると、どんなリスクがあるの?
A. 所有権の喪失やローン不可など、深刻な影響が…
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売主が別の人に転売したら、先に登記した人が「所有者」になる(=二重売買)
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住宅ローンが組めない(未登記だと担保設定不可)
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税金の軽減措置が受けられない(取得後1年以内などの期限あり)
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災害補償や売却・担保設定も難しくなる
一言でいえば、「登記が遅れるとすべての権利がグラグラになる」ということです⚠️
Q4. 売主にとってもリスクがあるの?
A. はい、固定資産税などの義務が続いてしまいます!
登記されない限り、登記簿上は「売主のまま」。
そのため、以下のような問題が発生します👇
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固定資産税や都市計画税を支払い続けることに…
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所有者責任(例:建物倒壊などによる損害賠償)
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登記遅延による契約違反で、損害賠償請求されるおそれも…
Q5. どうすれば安全に登記できるの?
A. 司法書士のサポートと「同時履行」の徹底がカギ!
安心して登記を進めるには…
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✅ 登記のプロである司法書士に依頼する
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✅ 書類を事前にしっかり準備・確認する
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✅ 決済日には「登記」「引渡し」「代金支払」を同時に行う
この3点を意識するだけで、トラブルをグッと減らせます👌
📝まとめ
登記は「法的義務がない」からといって、後回しにしていいものではありません。
登記を早めに済ませることで、自分の権利を守り、損失やトラブルから身を守ることができます。
🏠売買契約後は、ぜひ司法書士と連携しながら、スムーズな登記申請を心がけましょう!