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売買による所有権移転登記の流れと必要書類は?

2025.6.16

家を買ったら、それで安心…と思っていませんか?
実は「登記」という重要な手続きが残っています。

所有権移転登記とは、法務局に「この不動産の持ち主は買主です」と正式に登録するもの。
これを怠ると、第三者に所有権を主張できないなど、大きなトラブルにつながる恐れも…。

この記事では、
✅ 売買契約から登記までの流れ
✅ 必要な書類(売主・買主それぞれ)
✅ 注意すべきポイント
をわかりやすく解説します。


Q1. 所有権移転登記とは?

A. 売主から買主に不動産の「名義」を変える法的な手続きです。

登記をしなければ、せっかく買った家の権利を守れないことも…。
第三者に「この不動産の持ち主は自分だ」と証明するには、登記簿に名前があることが絶対条件です。


Q2. いつ登記すればいいの?

A. 売買契約後、物件の「引渡し当日」がベストです。

通常は、
残代金の支払い ➤ 鍵の引渡し ➤ 登記申請
という流れ。

法律上は「1か月以内」に申請が必要。遅れると、後から売買された場合などに買主の権利が守られません。


Q3. 所有権移転登記の流れは?

A. 以下のようなステップで進みます。

  1. 不動産会社に相談(物件選定/条件交渉)

  2. 売買契約の締結(重要事項説明・署名押印)

  3. 決済と引渡し(残代金支払/鍵の受け渡し)

  4. 登記申請(司法書士が法務局へ)

  5. 登記完了(1〜2週間後に通知が届く)


Q4. どんな書類が必要?

A. 売主と買主で、それぞれ準備すべき書類があります。

🧾 売主側の書類

  • 登記識別情報(または登記済証)

  • 印鑑登録証明書(3ヶ月以内)と実印

  • 固定資産税評価証明書(市役所等で取得)

  • 抵当権抹消証明書(住宅ローン返済済みなら)

🧾 買主側の書類

  • 住民票(最新の住所記載)

  • 印鑑登録証明書と実印

  • 法人なら登記簿謄本

  • 委任状(司法書士に依頼する場合)


Q5. 登記でよくある注意点は?

A. 特にこの3点にご注意ください。

  • 印鑑証明書は3ヶ月以内のものを!
    → 古いものは使えません。

  • 決済日は平日に設定するのが基本!
    → 法務局は土日祝は休み。登記が遅れると危険です。

  • 書類に不備があると再提出に…!
    → 書類の抜け・ミスがあると、登記が完了するまでに時間がかかります。


まとめ

所有権移転登記は、買主の「財産を守る」ための最重要ステップです。

不動産会社と司法書士のサポートを活用して、
✅ 書類の準備
✅ 登記のタイミング
✅ 登記完了までの流れ
をしっかり理解しておきましょう。

🏠 「これから購入する不動産の名義、登記されていますか?」
確認と準備をお忘れなく!

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