売買による所有権移転登記の流れと必要書類は?
家を買ったら、それで安心…と思っていませんか?
実は「登記」という重要な手続きが残っています。
所有権移転登記とは、法務局に「この不動産の持ち主は買主です」と正式に登録するもの。
これを怠ると、第三者に所有権を主張できないなど、大きなトラブルにつながる恐れも…。
この記事では、
✅ 売買契約から登記までの流れ
✅ 必要な書類(売主・買主それぞれ)
✅ 注意すべきポイント
をわかりやすく解説します。
Q1. 所有権移転登記とは?
A. 売主から買主に不動産の「名義」を変える法的な手続きです。
登記をしなければ、せっかく買った家の権利を守れないことも…。
第三者に「この不動産の持ち主は自分だ」と証明するには、登記簿に名前があることが絶対条件です。
Q2. いつ登記すればいいの?
A. 売買契約後、物件の「引渡し当日」がベストです。
通常は、
残代金の支払い ➤ 鍵の引渡し ➤ 登記申請
という流れ。
法律上は「1か月以内」に申請が必要。遅れると、後から売買された場合などに買主の権利が守られません。
Q3. 所有権移転登記の流れは?
A. 以下のようなステップで進みます。
-
不動産会社に相談(物件選定/条件交渉)
-
売買契約の締結(重要事項説明・署名押印)
-
決済と引渡し(残代金支払/鍵の受け渡し)
-
登記申請(司法書士が法務局へ)
-
登記完了(1〜2週間後に通知が届く)
Q4. どんな書類が必要?
A. 売主と買主で、それぞれ準備すべき書類があります。
🧾 売主側の書類
-
登記識別情報(または登記済証)
-
印鑑登録証明書(3ヶ月以内)と実印
-
固定資産税評価証明書(市役所等で取得)
-
抵当権抹消証明書(住宅ローン返済済みなら)
🧾 買主側の書類
-
住民票(最新の住所記載)
-
印鑑登録証明書と実印
-
法人なら登記簿謄本
-
委任状(司法書士に依頼する場合)
Q5. 登記でよくある注意点は?
A. 特にこの3点にご注意ください。
-
印鑑証明書は3ヶ月以内のものを!
→ 古いものは使えません。 -
決済日は平日に設定するのが基本!
→ 法務局は土日祝は休み。登記が遅れると危険です。 -
書類に不備があると再提出に…!
→ 書類の抜け・ミスがあると、登記が完了するまでに時間がかかります。
まとめ
所有権移転登記は、買主の「財産を守る」ための最重要ステップです。
不動産会社と司法書士のサポートを活用して、
✅ 書類の準備
✅ 登記のタイミング
✅ 登記完了までの流れ
をしっかり理解しておきましょう。
🏠 「これから購入する不動産の名義、登記されていますか?」
確認と準備をお忘れなく!