住宅ローン時の抵当権設定登記の流れと注意点は?
🏡 はじめに:ローンを組んだら「登記」もセット?
「家を買う=住宅ローン契約」
……と思いきや、実はもう一つ大事な手続きがあります。
それが 「抵当権設定登記」。
住宅ローンで不動産を購入する際、金融機関は万が一に備えて担保を設定します。
この担保=抵当権を登記簿に載せるのが今回のテーマです。
👉 「登記ってなに?」「自分でやるの?」「費用は?」
そんな疑問を、やさしく解説していきます!
Q1. 抵当権設定登記とは?
✅ A. 不動産を担保にするための登記手続きです。
住宅ローンを借りると、金融機関はその物件に「抵当権」という担保を設定します。
これは、返済ができなくなった場合に不動産を競売にかける権利です。
この抵当権を法務局に記録する=抵当権設定登記。
これにより、第三者に担保の存在を明確に示すことができます。
Q2. 登記手続きの流れは?
✅ A. 一般的には以下の5ステップです。
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金銭消費貸借契約(住宅ローン契約)を結ぶ
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抵当権設定契約書に署名・捺印
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必要書類を準備し司法書士に委任
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司法書士が法務局に登記申請
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登記完了後、証明書を金融機関に提出
🧑⚖️ 通常は司法書士が手続きを代行するため、借主の負担は少なめです。
Q3. 借主が用意するものは?
✅ A. 以下の4点を準備しましょう。
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登記識別情報(または権利証)
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実印+印鑑証明書(3ヶ月以内)
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本人確認書類(運転免許証など)
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委任状(司法書士に提出)
📌 登記簿上の住所と現住所が異なる場合は、住民票や戸籍の附票が必要になることもあります。
Q4. 費用の目安は?
✅ A. 登録免許税+司法書士報酬などがかかります。
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登録免許税:借入金額の 0.4%(※軽減措置あり)
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例:1,000万円の借入→4万円
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軽減後:0.1~0.15%になる場合も(住宅用家屋証明書が必要)
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司法書士報酬:5~10万円前後(登記取得代など含む)
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その他実費:
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登記事項証明書:600円/通
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印鑑証明書:450円/通
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印紙代など
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💡新築・中古住宅で軽減条件が異なるため、事前確認が大切です。
Q5. 注意点は?
✅ A. 登記未了=ローン実行不可!入居に影響も。
抵当権設定登記が完了していないと、金融機関はローンを実行できません。
その結果、物件の引き渡しや入居が遅れる可能性があります。
また、登記が遅れることで以下のようなトラブルも:
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契約違反になるリスク
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将来の借り換え・売却手続きに支障が出る
👉 書類の提出は、スピーディーかつ正確に!
司法書士との連携を大切にしましょう。
📝まとめ
住宅ローンを組むときの「抵当権設定登記」は、スムーズな融資と引き渡しのために欠かせません。
✅ 登記の流れを理解し
✅ 必要書類を整え
✅ 専門家に安心して任せる
これが、マイホーム購入の成功のカギです!