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【保存版】空き家管理業者の選び方|後悔しないためのチェックポイントと探し方

2024.6.18

空き家の放置は、倒壊リスクや不法占拠、近隣トラブルなどを引き起こす可能性があり、早めの管理が重要です。
しかし、どの業者に任せるべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

今回は、「空き家の適切な管理業者を選ぶポイント」について、実務の視点から分かりやすく解説します。費用の相場や信頼できる業者の探し方まで、すぐに使える情報をまとめました

  1. 空き家管理業者を選ぶ際の4つのチェックポイント

✅ ① 管理サービスの内容を確認しよう

空き家管理と一言で言っても、業者ごとにサービスの範囲は異なります。以下のような基本業務は必須です。

▷ 基本的な管理業務(最低限カバーしてほしい内容)

業務内容 目的・備考
建物の外観チェック 倒壊や破損の有無を確認
室内の換気・通水作業 湿気・悪臭の防止、水道管の保護
庭の清掃・草刈り 雑草や害虫の繁殖防止
郵便物の回収 不法占拠・投棄の防止

▷ あると嬉しいオプションサービス

業務内容 目的・備考
害虫・害獣対策 ネズミ・ハチ・シロアリなどの確認・駆除
防犯対策 巡回や監視カメラの設置などによる安全管理
緊急時の修繕・リフォーム対応 雨漏りや破損箇所の早期対応・業者手配
将来的な売却・利活用の相談窓口 空き家の売却、賃貸、利活用プランの相談対応

サービス内容を事前に比較して、必要な管理がすべてカバーされているか確認しましょう。

✅ ② 管理費用は適正か?

料金は主に月額制で、「管理の頻度」と「サービスの範囲」によって変わります。以下は目安です。

プラン名 月額料金の目安 サービス内容の例
基本プラン 3,000~7,000円 外観確認・換気・通水・郵便回収
標準プラン 7,000~15,000円 基本プラン+庭の手入れ・清掃
充実プラン 15,000円以上 標準プラン+防犯・害虫駆除・修繕手配

💡注意点:「安すぎる業者」は管理が不十分なケースもあります。料金だけで判断せず、サービス内容とのバランスを見ましょう。

✅ ③ 実績や口コミをチェック

実際に利用した人の声や、過去の実績を確認することも大切です。

  • ホームページに掲載された管理実績
  • ネット上の口コミや評価
  • 地元での評判

地域密着型の業者は、トラブル時の対応も早く安心感があります。

✅ ④ 契約内容を事前に確認

契約前には、以下の点をしっかり確認しましょう。

  • 管理内容・巡回頻度が明記されているか?
  • 写真付きの管理報告書があるか?
  • 緊急時の対応方法(火災・倒壊・不法侵入など)
  • 途中解約の条件や違約金の有無

トラブル防止のためにも、書面で明確にしておくことが大切です。

 

  1. 信頼できる管理業者の探し方

では、実際にどこから業者を探せば良いのでしょうか?以下の方法がおすすめです。

📍 自治体の空き家相談窓口に問い合わせる

地域に精通した、信頼性の高い業者を紹介してもらえる場合があります。

📍 不動産業者・専門士業に相談する

土地家屋調査士や司法書士、不動産会社などに相談すれば、提携業者や実績のある管理業者を紹介してもらえることもあります。

📍 大手管理会社をチェック

大手は全国対応や充実したサポート体制があるため、安心して任せやすい傾向があります。

  1. まとめ|空き家管理業者は比較と確認がカギ

空き家の管理業者を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。

✅ 必要な管理サービスが網羅されているか?
✅ 費用が適正であるか?
✅ 実績や口コミに安心感があるか?
✅ 契約内容が明確でトラブルを防げるか?

空き家は、放置することでリスクがどんどん高まります。
「まだ大丈夫」と思っているうちに手遅れになる前に、信頼できる管理業者を見つけて、安心できる環境を整えておきましょう

執筆者:空き土地家屋調査士 山田大貴

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